最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ナガゴマフカミキリ

2013-09-27 09:58:11 | カミキリムシ

ナガゴマフカミキリ Mesosa longipennis
2013年6月 新潟県

カミキリムシの普通種だが、これは自宅の庭で発見したもの。
ムクゲ[Hibiscus syriacus]の枯れた部分を齧っていた。家で発生しているのだろうか?

エゾゲンゴロウモドキの幼虫発見

2013-09-24 13:00:00 | 水生昆虫

エゾゲンゴロウモドキ Dytiscus marginalis czerskii
2013年9月 新潟県

昨年見つけた新潟県のエゾゲンゴロウモドキ。県内では2010年(その数年前から採集はされていたらしい)に初めて記録されたが、灯火での採集で、生息環境はわかっていなかった。
今年は発生している証拠として、前回の記事には初夏に幼虫を探しに行くと書いておいたが、結局探しにはいけず秋になってしまった

9月になってから、エゾゲンモの♀を採ってないことを思い出し、昨年の採集地へ。もう新成虫の時期なので、幼虫は無理かと思っていたが運よく幼虫を発見!ついに県内での発生地を確認することが出来た。しかし肝心の成虫は採集できず…。端境期?
ちなみに今回幼虫を確認した場所は昨年成虫を確認した池とは別の場所。直線距離で1km弱しか離れていないが一応は新産地。やはりこの近辺では広範囲に生息している可能性が高いが、昨年採集したのは分散個体の可能性もあるかもしれない。


今年幼虫を採集した場所。沢水が入るのか水温は低く、水草のようなものはない。
深いところは胸くらいまで水があるが、大部分は膝以下の水深。ミズスマシが非常に多く、軽く百個体以上がクルクル回っていた。


こちらは昨年成虫を確認した場所。沢水が入り水温は低い。水草は一部にヨシが生えるのみ。
すり鉢状の池で水深は非常に深い。ウェーダーでも縁を歩くのが精一杯。

アカツヤドロムシ

2013-09-18 09:08:14 | ヒメドロムシ



アカツヤドロムシ Zaitzevia rufa
2013年9月 新潟県

今回採集した場所は昨年採集した場所から直線距離で7~8kmほど離れているが、同じ山塊の河川で、この山塊では広範囲に生息している可能性が高い。採集地の標高は700mほど。
この場所では1時間ほど採集したが、ヒメドロムシは本種のほかにはOptioservus属(スネアカ?)が2頭採集されただけで、ヒメドロムシは非常に少なかった。ちなみにハコネサンショウウオは確認できず

この環境は今まで採集してきた場所と異なり、本種は結構生息環境の幅が広いのでは?と思う。
特に河川の上流域では広く生息している可能性が高いように思うので、今後は様々な山塊の沢に入って調べていきたいと思う。

クロサワツブミズムシ

2013-09-08 23:56:34 | 水生昆虫

クロサワツブミズムシ
2013年9月 新潟県

体長1mmちょいの非常に小さい水生昆虫。指の先の黒い点がクロサワツブミズムシ。この写真の中に3頭写ってます。
コマルシジミガムシと同じように岩盤の染み出し水などに生息しているが、コマルシジミガムシよりも生息環境は限られるようで、今のところ知っている生息地は県内で2ヶ所のみ。


道路脇の削られただけのようなところでも生息している。
ここではコマルシジミガムシは確認できず、本種のみが多産していた。