最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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クリストフコトラカミキリ

2010-06-29 01:28:34 | カミキリムシ
少し古いですが、久しぶりにカミキリです!


クリストフコトラカミキリ 
2010,6,8 山形県最上郡


初夏に現れるトラカミキリの仲間。
広葉樹の粗朶などに集まるが、スギに産卵していたという記録もある。
自分自身もスギの倒木の樹皮下にいるものを採集した。それも夜間に

写真の個体は土場脇の道路に落っこちていたもの。

やらせではないですよ

水辺のへび

2010-06-26 23:40:12 | 爬虫類
相変わらず、川の中を歩いたり、休耕田や池に行ったりしているのですが、最近はカメラを忘れたり、濡れることを嫌って持っていかなかったりと撮影する機会がぐっと減っています(昨日は池の中でおもいっきり転んだので、カメラを持っていかなかったのは正解)
今日も川に入ったのですが、深いところだったのでカメラは車の中で待機中。
そんなときに限ってアオハダトンボの交尾が見れたりするんですよね。しかも素手で採集できちゃったし…。写真を撮るには絶好のチャンスだったかも

と、そんな感じで最近の写真がないので、少したまっていたヘビの写真でも(昆虫じゃなくてすみません


ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus
2010,6,2 山形県最上郡

本土にいるヘビの中では派手な種類。
奥歯に毒牙があり、毒が体内に入ると血栓を作り、脳内出血などが起こるらしい。最近では2006年に死亡例がある。
普通に噛まれても、奥歯まで届かないことがほとんどのようですが、気をつけましょう



アオダイショウ Elaphe climacophora
2010,6,12 山形県最上郡


上の個体と同一

一般的な種類で、ヘビというとアオダイショウの名前が出てくる人は多い。
川を歩いていると一番目に付く。写真の個体はなぜかヤスデを顔にくっつけていた



シマヘビ
2010,6,25 山形県最上郡


2010,6,12 山形県最上郡(トノサマガエルを捕食中)


2010,5,22 山形県最上郡

これも一般的な種類。
シマヘビは色彩の変異が大きく、普通の縞が入る個体(一番上)や完全に真っ黒になる個体(俗に言うカラスヘビ)、その中間の斑(一番下)などがでる。
縞が入るものも濃淡があり、アオダイショウに似るものもでるが、目の色で区別は可能。
川の周辺よりも田んぼの周りに多い。

ギンリョウソウ

2010-06-22 10:42:03 | 植物

ギンリョウソウ Monotropastrum humile
2010,6,17 山形県最上郡


葉緑素を持たないので、菌類と共生して養分をとる腐生植物の仲間。
いままでは時期が合わなかったのか数株しか見ることができていなかったが、ここではブナの林床に多くを見ることができた。
株は上の写真のように複数本生えているものや、下のように一本だけ生えているものもあった。



写真に撮ったときは「タツノオトシゴ」にそっくりだと思っていたのですが、今朝になって急にドラえもんに出てくる「ウマタケ」にそっくりなことに気がついた。
口といい、耳といい見れば見るほどそっくり!

さて、このブログを見てくださってる人の中で「ウマタケ」を知っている人は、いったい何人いるのだろうか

ウラギンヒョウモン

2010-06-21 23:45:47 | チョウ

ウラギンヒョウモン Fabriciana adippe pallescens
2010,6,21 山形県最上郡


草原性のヒョウモンチョウ。今が出始めのようで、見る個体はみんな綺麗なものばかりだった。
写真は天気が悪くてジッとしていた♂。

ここの近くでは休耕田一面にシロツメクサが咲いているところがあるのだが、少しでも日が出ると一斉に10頭前後の本種が飛び交っていた。

ヤマサナエ

2010-06-20 07:05:36 | トンボ

ヤマサナエ Asiagomphus melaenops
2010,6,12 山形県最上郡


初夏に現れる大型のサナエトンボ。
最上地方では10日頃に羽化のピークを迎えたようで、川の中を歩いていると未熟な個体が川縁に多く見られた。

この時は羽化シーンこそ見られなかったものの、羽化殻は多数見つけることができ、どんな場所で羽化するのかはわかったので、羽化シーンは来年の宿題にでもしておきましょう


羽化殻


羽化しようと川岸に来ていたヤゴ。近づいて波がかかってしまったために砂の中に潜っていってしまった後ろには他の個体の羽化殻も


ヤマサナエが多く羽化していた砂地。
ここでは上の幼虫のほかに、羽化殻が6つほど見つかった

カジカガエル

2010-06-19 23:33:18 | 両生類
トンボ調査のために川を歩けば、必然的に出会うことが多くなるカエル。
そのぶん好きなカミキリなどの甲虫との出会いは減っていく・・・


カジカガエル Buergeria buergeri
2010,6,2 山形県最上郡


上と同一個体


渓流の石の上に多い本種ですが、ちょっと変わった場所でも見ることができました

わかりますか?ではちょっと叩いて見ましょう




ヒョコッと出てきました。夜間はこんな所で寝ているのでしょうか?


アップで。上の三枚は2010,6,9に同所での撮影分です。

ニホンカワトンボ

2010-06-13 22:10:06 | トンボ
最近はトンボの調査のために川にばかり入っているwataです。


ニホンカワトンボ Mnais costalis
2010,6,9 山形県最上郡


同一個体のアップ


少し前はヒガシカワトンボやらニシカワトンボ、オオカワトンボなどと分類されていましたが、今はニホンカワトンボとアサヒナカワトンボ[Mnais strigata]に分類されているようです。
旧ヒガシカワとオオカワが現在のニホンカワに、旧ニシカワが現在のアサヒナカワになっているようで、ヒガシカワの分布域だった山形県内で見られるカワトンボはニホンカワトンボということになるようです。





夕方、川縁にあつまるニホンカワトンボ。
下の写真はピンボケだが、♂♀あわせて9頭の個体が見られる。

置賜の自然

2010-06-09 19:06:39 | 日記
今月の5~6日にJWIN(日本ゾウムシ情報ネットワーク)の調査会に参加するために、置賜地方に行ってきました。


朝日連峰


マグソクワガタ Nicagus japonicus


フチグロヤツボシカミキリ Pareutetrapha eximia


トノサマガエル Rana nigromaculata


あとはこんな吊り橋を渡ったり…


ゾウムシは詳しくないので、参加するまでは場違いでは?と思っていましたが、皆さんいい人たちで、とても有意義な時間をすごしてきました