最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ケマダラカミキリ

2009-10-27 22:11:59 | カミキリムシ

ケマダラカミキリAgapanthia daurica daurica

北海道の初夏を代表するカミキリ。
フキやハンゴンソウに多いが、エゾトリカブトでも結構見られる。

ケマダラカミキリは北海道に来てはじめて採った北海道らしいカミキリ

ただ、採ったのがオオハンゴンソウ(外来種)だったのがなんとも

↑オオハンゴンソウの葉を齧るケマダラカミキリ※11/5 写真追加

エグリトラカミキリ

2009-10-26 00:00:58 | カミキリムシ
トラカミキリの仲間の最後は、

エグリトラカミキリChlorophorus japonicus

6月下旬~8月下旬まで長期間見られるトラカミキリの最普通種。各種の花に見られるほか、広葉樹の土場にはかなり集まる。
トラカミキリの仲間は他にキスジトラカミキリなどもいるが、普通種ということもあり写真を撮っていなかった
このエグリトラカミキリも前回のホソトラカミキリも同じ理由で撮った写真はここに載せたそれぞれ一枚のみ!来年は写真も頑張ります...

市内探索(2009/10/24)

2009-10-25 03:34:08 | 市内探索
昨日は久々に歩き回って疲れたため、ブログの更新をサボってぐっすりと眠ってしまった
早々と寝てしまったため、こんな時間に目が覚めたので、昨日の報告をしたいと思います(現在午前3時半)

昨日は朝早くに雨が降っていたようで、起きて外を見ると道路が濡れていた。空も薄暗く雲も多かったので、採集に行こうか迷っていたが8時半頃から日が出始めたので採集に行くことに

今回は先週行った所ではなく、網走の端っこへ。
支度を整えてると日も強くなり、道路が乾いてきたので意気揚々と出かけて行ったが、目的地に近づくにつれ雲が多くなり、到着したら雨が降ってきた
しばらくすると雨は止んだので、車を降りるが風が強くて寒い

この時点で採集意欲がだいぶ下がったが、せっかく来たので叩くことに。
ササ、フキ、ハンゴンソウ、オオヨモギ、ヤナギの枯れ枝と目に付いたものを片っ端から叩いて行くが落ちてくるのはカメムシやクモばかりで甲虫は落ちてこない
しばらく続けるとようやく甲虫が落ちてきたがノミハムシの一種...種類はわからないのであんまりうれしくないが、しかたなく採集。
その後、フキの枯葉でようやく今回の目標だったヒメマキムシの仲間が落ちてきた体長は2mm無いくらいで動かないとゴミと間違えるかも
とりあえず、目標は採れたので追加を探してフキの枯葉を中心に叩いて行くが、しばらくすると手が寒くて動かなくなってきたので採集は終了。

結果はカミキリなし。ヒメマキムシの仲間が2頭と前回に引き続き悲惨な結果だった


少しだけ出た晴れ間に撮影した今回の採集地。

ホソトラカミキリ

2009-10-23 00:01:05 | カミキリムシ
またトラカミキリの仲間です。

ホソトラカミキリRhaphuma xenisca

これまたトラカミキリの普通種。
昨日のシロトラカミキリの発生が終わる7月中旬から出始めて、8月になると個体数が一気に増える。

ノリウツギ、ハシドイ、エゾニュウの花に多く集まり、広葉樹の枯れ枝やトドマツの倒木にも多く集まる。

網走支庁内にはよく似たトウホクトラカミキリの記録があるので、花に集まってる個体はくまなく見たが、全部普通のホソトラカミキリだった

シロトラカミキリ

2009-10-22 22:26:19 | カミキリムシ
トラカミキリの仲間が続いたので、



シロトラカミキリParaclytus excultus

言わずと知れた、トラカミキリの普通種。
網走支庁では一番早く、5月中旬に発生して7月に入るとほとんど見ることが出来なくなる。

シウリザクラやミズキなど白い花に多く集まり、新鮮な倒木のほか少し古めの立ち枯れにも多く集まっていたことがある。

シロヘリトラカミキリ

2009-10-21 17:37:04 | カミキリムシ



シロヘリトラカミキリAnaglyptus colobotheoides

上は、昨日のコトラカミキリと同じ木に止まっていた個体。まあ、ホストがイヌエンジュなので珍しくは無いかと思うが、このイヌエンジュにはよく甲虫が止まっている(ように思う)。

下は、標高がほぼ0mの海岸沿いでハマナス(とげが無いから違う?)の枯れ枝にいた個体。樹木が無いのでここでは発生はしていないと思うが、何でこんなところにいたんだろうか?


コトラカミキリ

2009-10-20 00:02:41 | カミキリムシ

コトラカミキリPlagionotus pulcher

本種も土場に集まる代表的なカミキリだが、相性が悪いのか、ミズナラが混ざる土場と出会っていながらもずっと採集できないでいた

しかし、シーズン終盤の8月になぜかイヌエンジュ(生木)の幹で採ることができた
今年に限らず、自分が虫を採るときはこんな感じで偶然採集することが多いが、その後に本気で狙うとまったく採れない

まだまだ修行不足ですね

クロヒラタカミキリ

2009-10-19 20:45:30 | カミキリムシ



クロヒラタカミキリRopalopus signaticollis

広葉樹の土場に集まる種類で、一般的には多くないが、昨日紹介した土場では沸き出てきているのか?というほど個体数が多かった。
本州には前胸背板が赤くなるものもいるが、北海道では出ないようだ

土場以外では採集しにくい種類だが、シラカンバの立ち枯れと広葉樹(樹種不明)の立ち枯れでも採集している。


↑これ、なんの立ち枯れか分かる方、教えてください

カラフトヨツスジハナカミキリ

2009-10-18 00:40:07 | カミキリムシ
北海道には土場が多い。その分、林が伐採されているので喜ぶべきではないが、見つけるとどうしてもワクワクしてしまう
そして今年はドロノキが混ざるいい土場を見つけることが出来た。


土場自体は6月に見つけていて、何回か通っていたが、7月下旬にこの土場でカラフトヨツスジハナカミキリが採れたとオコックさんから連絡をいただいた。いてもたってもいられず、連絡を貰った次の日に採集にいったが、天気は雨。当然のように採集できなかった

あきらめきれないので、8月上旬にもう一度行き、車を降りると・・・



カラフトヨツスジハナカミキリLeptura quadrifasciata

車を降りて10秒くらいだろうか?あまりにもあっけない出会いで感動を感じることがあまり出来なかったのが残念
あっさりと採れてしまったので、これから沢山くると思いきや午前中一杯粘って3♀採集したに留まった。

このあと、近くのもう一つの土場で1♂2♀採集し、ようやくペアで採集することが出来た

市内探索(2009/10/17)

2009-10-17 11:57:03 | 市内探索
もうオサ掘りの時期に突入してしまったオホーツク。
自分も掘りに行こうと思ったが、今日は天気もよく、気温も上がるようなので成虫越冬するカミキリでも叩きに行こうと近場のいつも行く林道へ

すばらしい秋晴れ

車を降りると、周りには

クジャクチョウInachis io


シータテハPolygonia c-album

などの越冬するタテハの他、モンキチョウやクロヒカゲなどの生き残りも見られた。

近くの川にはこんなものも↓



天気はよかったが、時期も時期で林も乾燥していたので枯れ枝を叩いても甲虫は少なく、カミキリはオニグルミの枯れ枝でドイカミキリを2頭採集出来ただけだった

その後、近くの海岸ハネカクシ類を少しつまんで、結局一時間足らずで帰ってきてしまった