ウバタマムシ 2020-05-03 22:53:00 | タマムシ ウバタマムシ 2020年4月 新潟県 マツにつくタマムシ。成虫越冬するとのことだが自分の中では夏の虫であり、この時期に見られるとは思っていなかった。 マツの立ち枯れなどで採れるのが普通だが、この個体はなぜかヤマナラシについていた。 なんかやたらとウバタマムシに似たコブがあるなと思って近づいたらまさかの本物で非常に驚いた(注:私はとても目が悪い) 越冬中もよく動くようなのでたまたま付いていたのでしょう。 でもすぐ隣にはやっぱりマツが。マツの樹皮にいれば見つからないのに。
ヒメアサギナガタマムシ 2015-11-11 22:53:12 | タマムシ ヒメアサギナガタマムシ Agrilus hattorii 2014年5月採集 新潟県産 分布:本州、四国、九州 県内:上越○、中越×、下越×、佐渡×、粟島× 体長:4-6mm 平地から低山帯に生息するナガタマムシの仲間。 ホストはミズナラやコナラ、クヌギなどのナラ類で、そのスィーピングで採集できる。 難解な種類が多いAgrilus属の中では比較的わかりやすい種類。 わかりやすい特徴としては、前胸背板の側縁は強く平圧され、金色に輝く。この仲間では重要な形質とされる内側隆線は無し。♂の触角の先端5節は太くなるなどなど。(写真の個体は♂) 胸部アップ
ハビロキンヘリタマムシ 2015-07-18 23:27:51 | タマムシ ハビロキンヘリタマムシ Poecilonota nipponensis 2015年7月採集 新潟県産 ニセヤツボシカミキリを狙ってハルニレを掬っていたらこんなものが…。 採ってみたいがまず縁がないだろうなと思っていたが、まさか県内で採れるとは驚き。 岩手・群馬・長野でしか記録がなかったので表日本の虫かな?と勝手に思っていたが裏日本にもいるとは。 普段は高いところにしかいないとのことで、7m竿で採れたのは非常にラッキーだった それにしてもタマムシ類とは非常に縁があるなーと思う。 ナガタマとチビタマの同定に難があるが、県内のタマムシ相も調べてみたいと思う今日この頃
ムネアカチビナカボソタマムシ 2014-11-29 08:18:05 | タマムシ ムネアカチビナカボソタマムシ Nalanda rutilicollis 2014年7月採集 新潟県産 アカメガシワにつく3.5mm~5mmと小型のタマムシ。 「日本産タマムシ大図鑑」によれば北限は福島県いわき市とのことだったので、県内ではいても西の上越地方かなと思っていたがいきなり新発田市(下越地方)の山で採れてしまった。 その後、アカメガシワを意識して掬ったところ、村上市・胎内市・阿賀町(すべて下越地方)でそれぞれ生息を確認。 北の端の村上市と内陸の阿賀町で確認したのでおそらく県内には広く生息しているはず。 ホストのアカメガシワは日本海側では山形県まで、太平洋側では岩手県まで分布しているようなので、本種の北限もおそらく同じくらいと思う。
ヤマムツボシタマムシ 2014-08-18 19:31:19 | タマムシ ヤマムツボシタマムシ Chrysobothris igai 2014年7月採集 新潟県産 これもムツボシタマムシ属。 本種は針葉樹に集まる種類で、ホストはモミ、アカマツなど。 この個体はカラマツの土場に飛来したものを採集。 前胸腹板突起。ムツボシタマムシに似ているが、真ん中の突出は弱い。 自分が採集したことがあるムツボシタマムシ属はこれで全部。 文献をきちんと調べたことがないので正確なことはいえないが、新潟県内にはおそらくあと2種は生息していそうなので、今後の目標にしていきたい。
アムールムツボシタマムシ 2014-08-17 21:55:08 | タマムシ アムールムツボシタマムシ Chrysobothris amurensis ohmomoi 2014年6月採集 新潟県産 本種も六つの星があるムツボシタマムシの仲間。 ムツボシタマムシの仲間はパッと見よく似ていて(慣れればたいして似てないが…)、本種もはじめ採った時は普通のムツボシかと思っていた 某タマムシ大図鑑によればムツボシタマムシは★の最も普通。しかし本種は★★★★★の稀。そんなこともあってまさか自分が採集するとは思ってなかった。 ホストはコハウチワカエデ、ダケカンバとされるが、この個体は雪で折れたと思われるウリハダカエデにて採集した。 採集したウリハダカエデ。採る前にアムールとわかっていたらきっと緊張して逃がしていたと思う。 前胸腹板突起。ムツボシタマムシと違い、三叉部分の左右の突出は弱い。 前回のムツボシタマムシと違い、なぜかうまく撮れなかった…。 前回まとめて撮影したほうがよかったと反省。
ムツボシタマムシ 2014-08-12 12:43:48 | タマムシ ムツボシタマムシ Chrysobothris succedanea 2014年6月採集 新潟県産 鞘翅に六つの星があるタマムシの仲間。ムツボシタマムシ属。 ムツボシタマムシ属は日本に10種生息しているが、本種はその中でもっとも普通とされる種類。 各種広葉樹に集まり、今まで確認したものはナラ、ケヤキ、クワ、ヤナギなど。針葉樹にも来るというが見たこと無い。 前胸腹板突起。近縁のアムールムツボシタマムシとはこの形状が区別点になる。
サビナカボソタマムシ 2011-12-28 09:30:00 | タマムシ サビナカボソタマムシ Coraebus ishiharai 2006年採集 新潟県長岡市産 ヤマボウシを食べるタマムシの仲間。 昔は珍品だったようだが、ヤマボウシが植栽されることが多いため、それに伴って色々な場所で採集されている。 新潟県ではずいぶん前に湯沢町のブナ林で採集され、その後は長岡市と上越方面?(月刊むしに記事が出ていたがわすれてしまった)で採集されたが、両方とも植栽されたヤマボウシでの採集だった。かな? 長岡市ではしばらくは植栽されたヤマボウシでのみ見られたが、2006年には山中の自生していると思われるヤマボウシからも採集できたので、もしかしたら元々生息していたものが植栽に伴って生息域を広げているのかもしれない。
クロヒメヒラタタマムシ 2010-03-12 02:09:48 | タマムシ クロヒメヒラタタマムシ Anthaxia reticulata aino 2008,5,18 網走市 春にタンポポに多く集まるタマムシ。 個体数が多いところでは一つのタンポポに十頭以上ついていることもよくあるが、写真を撮ろうとしゃがみこむと、「あっ」というまに飛んだり落ちたりでまともな写真がまったく撮れない