最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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カナブン

2020-07-25 09:27:30 | コガネムシ・クワガタ

カナブン
2020年7月 新潟県

日中樹液に集まる。
色彩変異が大きく、通常は茶色っぽいが、緑・赤・青などが出ることがある。らしい。
私は通常色ばっかり

外灯シーズンイン!

2020-06-11 00:56:30 | コガネムシ・クワガタ



オオクワガタ
2020年6月 新潟県

と言うことで灯火・外灯採集の本格的なシーズンに入りました。
今年こそは子供のころの夢のオオクワ大歯が採れるだろうか?サイズは問わないので、とにかく大歯型を

スジクワガタ

2020-03-23 23:12:47 | コガネムシ・クワガタ
メクラチビゴミムシを狙って、沢の脇を掘っていたらまさかのスジクワガタが!



スジクワガタ
2020年3月 新潟県

環境はこんな感じで、まさかここからクワガタが出てくるとはだれも思うまい。(左側)


出てきたのは本当に沢の脇。湿度とかめちゃくちゃ高そうだけども関係ないんでしょうか?



本来の目標だったメクラチビゴミムシは何とか2個体掘り当てたが、なぜか2個体とも死んでいた
状態はそこそこよかったけどこれは再挑戦かな。

オオクワガタ

2019-09-10 22:27:36 | コガネムシ・クワガタ



オオクワガタ Dorcus hopei binodulosus
2019年7月 新潟県

この夏はオオクワガタに明け暮れた夏だった。
もともとクワガタなどの大型甲虫にあまり興味がない私。
もちろん、子供の時から大きいクワガタを見つけたらテンションがあがるし、採集もそこそこした。
しかし私にとっては体が大きいクワガタはやっかいで、スペースは取るわ、標本の荒は目立つわで中々食指が動かなかった。
オオクワガタを初めて採集したのは2012年
ヒメドロムシを採るために平地の河川敷でライトトラップをしたら飛んできたが、環境的にも放虫個体の可能性が高く素直に喜べなかった。
2匹目は去年の2018年。仕事帰りに外灯巡りをしていたらメスの死骸を拾った。こんな所にもいるのかとは思ったが、死骸は放り投げてしまい、真面目に探すこともなかった。ホントに興味がなかったんだなぁ
そして今年。その外灯巡りの一発目!何の気なしに向かった外灯ですぐに大型のメス。壁に張り付いている様は何とも言えない異様さで、とにかく驚いた。隣の外灯に向かうとまたメス!今度はオス!とほんの狭い一角でなんと1オス4メス。外灯についてからわずか30分ほど。
その日は前年に死骸を拾った場所で2メス。散々通っていたはずの橋で1メスを採集して帰った。一晩で8頭!これですっかり調子に乗る
これだけ採れるなら大・中・小歯型の全パターン採るのも楽勝でしょうととりあえず大歯型を目標にして外灯巡り。
ただ、世の中そんなに甘くなく、初日が異常だったとすぐに気づく。採れない日が続き、採れてもメスのみ。副産物も同じような顔ぶれ、夏休みに入ったら親子連れがわらわらと…。なので捜索範囲を一気に広げ、勘を頼りに誰もいないところを目指して外灯巡り。
その結果、なんと今年だけで4市町村9か所で採集。とにかく広く浅く生息している。

色んな所で採集はできたが、結局大歯型は採れず。というかオスがほぼ採れない!1対10くらい。
今年採ったオスは3頭のみで、中歯(内歯はやや下向きで小歯に近く50mmない)→小歯(30mmちょい)→小歯(30mmちょい)というえらい貧果。
大歯どころかだんだん小さくなっていくのはなんなんだ?反対にメスは大型の個体も多く40mm越えもちらほら。
来年こそはなんとか大歯をと思うが、いろいろな関係上来年はオオクワにあまりリソースを割けそうにないので、ゆるゆると気が向いたらくらいにしておこうと思う。

シロスジコガネ

2019-08-29 21:27:23 | コガネムシ・クワガタ

シロスジコガネ Polyphylla albolineata
2019年7月 新潟県

名前の通り、上翅に白い筋が入るコガネムシ。
海浜性のコガネムシで、海辺の外灯下ではよく落ちている。この個体も外灯下にて。
正の走光性が強めなのか、ヘッドライトをつけながら夜の浜辺を散策していると、何匹も顔面目掛けて飛んでくる始末
うっとおしいので明かりを消すと、今度はまわりでキィキィと交尾やら喧嘩?やらで結構うるさい。
観察しようとライトをつければまた顔面に…。生息地での個体数は結構多め。

この日は砂地に半分お尻を突っ込んでいるオスがいたのだが、なにやら暴れていて様子がおかしかった。
不思議に思って手に取ってみたらなんとオオウスバカゲロウ[Synclisis japonica]の幼虫が噛みついていた。
まさか、こんなものまで食べるとは驚き。とっさに掴んだので写真なし。うーんもったいない。

オオチャイロハナムグリ

2019-08-09 22:02:23 | コガネムシ・クワガタ

オオチャイロハナムグリ Osmoderma opicum
2019年8月 新潟県

独特な甘い香りで有名なハナムグリの仲間。
歩いていると不意にこの匂いが漂ってきて、生息していることが分かるほど強い匂い。標本にしてもしばらく匂いが残る。
昔の月刊むしで、ココナッツリキュールのマリブと似ていると書かれていたが、確かに似ていた。




洞にいることでも有名だが、今回採集したのは雪で裂けたと思われるオオシラビソの大木。
1本の樹に2頭おり、目線の高さと5mくらいの位置にそれぞれいた。両方とも♂。

フレークなどがたまりそうもない木なのだが、きちんと発生もしているようで、下の方には糞がたまっていた。

洞虫と呼ばれるが、このような環境で発生できることに驚いた。この木は3年ほど前に裂けたばかりで、腐っているような場所もない。
もともと枯れてる場所から裂けたわけでも無さそうなんだが…。全体を写した写真もあるが、バレそうなのでNGで

ユキグニコルリクワガタ

2019-05-16 23:57:15 | コガネムシ・クワガタ







ユキグニコルリクワガタ(採集地から暫定的に
2019年5月 新潟県

ブナの新芽に多数の個体が集まっていた。瑠璃の名の通り、非常に美しいクワガタ。

コンデジのオートフォーカスではなかなかピントが合わなかった。

ヒメオオクワガタ

2017-07-12 11:57:50 | コガネムシ・クワガタ

ヒメオオクワガタ
2017年7月 新潟県


ブナの倒木上を歩いていた。
ヤナギの枝先にいるものは採集したことがないが、歩いているものをたまに見る。


最近、PCとコンデジを新調しました
特にコンデジは昨年に不注意から壊してしまい、その後はずっとスマホで写真を撮っていた。
しかし、マクロ撮影ができないので、虫の写真をすっかり撮らなくなってしまっていた
一眼はでかくて邪魔のなので採集中は邪魔で・・・。
新調したコンデジはマクロにめっぽう強いとされる「TG-5」
まだまだ使いこなせていないが、今後は色々撮って載せていこうと思います!

トラハナムグリ

2015-11-21 08:49:16 | コガネムシ・クワガタ

トラハナムグリ Trichius japonicus
2014年6月採集 新潟県産


分布:北海道、本州、四国、九州
県内:上越×、中越○、下越○、佐渡×、粟島×
体長:12.7-16mm

低山帯~山地帯に生息するハナムグリ。
ノリウツギやセリ科の花に集まる他、流木の周りを執拗に飛んでいるのを見たことがある。

特に似ている種類はなし。
斑紋には変異があるようで、写真のものはちょっと黒紋が大きめ。
もっと黒紋が発達したものもいるようだが、いつか出会えるだろうか?そもそも数を見ないけれども。

ハラグロビロウドコガネ

2015-11-19 19:05:55 | コガネムシ・クワガタ

ハラグロビロウドコガネ Serica takagii
2015年7月採集 新潟県産


分布:本州
県内:上越○、中越×、下越×、佐渡×、粟島×
体長:7.7-9.2mm

低山帯~高山帯にかけて生息するコガネムシの1種。
ヤマハンノキのスィーピングで得られると図鑑で書かれているが、これもヤマハンノキにて採集。灯火にも来るとのこと。

コガネムシの中でもわかりにくいビロウドコガネ族。
とりあえず、頭が黒く、上翅が無紋の種類ということで図鑑を眺めると本種のほかにはワタリ・ハラゲ・カバイロなどが出てくるが、♂交尾器の形状がまったく違うので区別が可能。そもそも属も異なる。(ハラグロはSerica属、他のものはNipponoserica属。区別点は交尾器の他、中脚基部の幅など)
Serica属の中では同じような色彩のものは他にいないが、1番の区別点は上翅会合部の毛。

会合部に毛が密生するのは本種だけらしい。

ハラグロの名の通り、通常、腹面は黒色らしいが、稀に赤褐色のものもいるとのこと。

この個体は綺麗な明るい赤褐色でした。
通常は黒いはずの小楯板も赤褐色だったことから、この個体は特別明るい個体なのかもしれない。


交尾器。
左右非対称。この仲間は同種内でも変異が大きい。