最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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マグソクワガタ

2011-05-31 08:57:24 | コガネムシ・クワガタ

マグソクワガタ Nicagus japonicus
2011,5,27 山形県最上郡

最上郡内では昨年、2ヶ所で採集していたが、どちらも1♀と散発的にしか採集できておらず、生息地と呼べる場所を見つけることはできていなかった。
この日は昨年1♀を採った場所の近くでヒメドロムシにいいところは無いかな?と物色していたら車に♀が飛び込んできたので、とりあえず今年も発生してはいるんだな~くらいにしか思っていなかった。

その場所は林道工事の関係で採集できなかったので、下流へ。
そしてこの場所を見つけた。

橋の上から。私は出来るだけ細かくラベルを付けたいので、橋などの目印があるところで採集することが多い。

ここは車を横付けすることが出来、近所の農家の方は農機具などをここで洗っているとのことだった。


飛んでいるものも多かったが、草地との境目で止まっているもの、落ち枝に止まっているものも多かった。
ここでは♀は確認できなかったが、他にナラノチャイロコガネも採集できた

ここのヒメドロについてはまたいずれ…。

ヒメドロ採集(2011/5/24)その2

2011-05-30 09:52:36 | ヒメドロムシ
昨日の場所を掬ったあと、下流にくだり、川が合流したところを見つけた。

橋の上から。右から流れてくる川が昨日の場所の下流。距離は100mくらいしか離れていない。

川に下りて、橋の下流で採集開始。

川底は50cmくらいの岩~拳より少し小さいくらい。流れは比較的速いが、全体的に浅いところ。

カジカガエルが多く、スレート状の石の下では卵も見られた。



ここでは、
・ゴトウミゾドロムシ[Ordobrevia gotoi] 1ex.
・ツヤヒメドロムシ[Optioservus nitidus] 18exs.
・ツヤナガアシドロムシ[Grouvellinus nitidus] 1ex.
・ホソヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria gotoi] 19exs.
・マルヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria ovata] 2exs.
・ヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria brevis] 6exs.
・ツヤドロムシ[Zaitzevia nitida] 47exs.
・ミゾツヤドロムシ[Zaitzevia revalis] 32exs.
の8種126頭を採集。

合流点だが、右側の川の中での採集はせず、全て左側の河川で採集したもの。
流木があったが、流木からは何も採集できず
ここは上流部に区分されると思うが、ミゾツヤドロムシよりツヤドロムシが多いことが意外だった。

ヒメドロ採集(2011/5/24)

2011-05-29 17:56:32 | ヒメドロムシ
この日はちょっと視点を変えて、去年から目をつけていたこんな所で採集。

岩盤の上を水が流れているところ。普通に川を掬っても種類が増えなくなってきたので、新しいものが見てみたかった。
真ん中の部分だけ少し深く砂~小石が溜まっていますが、それ以外は岩盤の上をただ水が流れているだけ。

しかし、左側はコケの仲間が生えていて、少しは期待できるかも。コケを好むのはナガアシドロムシ類しか知らないけど。



拡大。
ある人は水面の光の模様を見て、”太陽の子どもたちが踊る”と表現していたが、この写真ではもう踊り狂ってる感じ
なかなか透明感を出すというか綺麗に撮るのは難しい…。

ここでは下流に網を当てて、コケを手で擦ったり、岩盤を擦ったり、溜まった砂をかき回したりしましたが
・ツヤヒメドロムシ[Optioservus nitidus] 6exs.
・ツヤナガアシドロムシ[Grouvellinus nitidus] 1ex.
・ホソヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria gotoi] 2exs.
・ヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria brevis] 6exs.
・ツヤドロムシ[Zaitzevia nitida] 1ex.
・ミゾツヤドロムシ[Zaitzevia revalis] 3exs.
の6種19頭を採集。
コケを好むとされているツヤナガアシドロムシが1頭しか採れないのは以外だったが、コケからは多数のヒメドロ幼虫(種は不明)と思われるものが採集できたので、夏以降に期待。ツヤナガアシはコケから、ホソヒメツヤは溜まった砂からしか採集できなかったが、他は砂とコケ両方から得られた。ツヤドロは現地ではわからなかったのでどっちからかは不明だが、ツヤドロ類としては両方から採集できた。
岩盤からはなんにも採れず

ヒメドロ採集(2011/5/11)

2011-05-28 08:34:58 | ヒメドロムシ
今回の採集地

ここも非常に小さな沢。川底は拳より小さい石。

ここでは左に見える流木から
・ハバビロドロムシ[Dryopomorphus extraneus] 1ex.
を採集。


流木に付くハバビロドロムシ。
ピンボケで撮り直したかったのだが、この後川にデジカメを落としてカメラが故障
一応乾かしたら撮れるようにはなりましたが、今でもたまに不穏な動きを見せます…。

ヒメドロ採集(2011/5/2)

2011-05-27 09:11:24 | ヒメドロムシ
今年は雪が多かったこともあり、ずっと出来ていなかった最上でのヒメドロムシ採集。
最近はいけるようになったので、備忘録もかねて採集環境と採集した種を紹介したいと思います。

今回の採集地

非常に小さな沢。川底は一部は岩盤、それ以外のところは主に拳より小さい石~砂という環境。


まだまだ雪が残っていて非常に冷たい
時間も夕方で、場所も暗いところだったのですぐにやめてしまったが、この場所では
・ツブスジドロムシ[Paramacronychus granulatus] 1ex.
・マルヒメツヤドロムシ[Zaitzeviaria ovata] 1ex.
の2種類を採集。
ここは近いうちに再挑戦しようと思うが、他には何が取れるだろうか?

ヒメクロサナエ

2011-05-25 08:56:31 | トンボ

ヒメクロサナエ Lanthus fujiacus
2011,5,25 山形県最上郡

昨日羽化していた個体。残念ながら羽化不全で翅が伸び切っていなかった。

今年は非常に大雪で雪解けも遅く、春の虫が出るのがだいぶ遅かった。
なのでずっと遅れていくかと思ったが、山の状態から見ても季節は着々と進んでいるようだ。

それでも昨日はまだ完品のギフチョウの♂を見た。違和感がありすぎてちょっと困惑気味でした

コトラガ

2011-05-21 20:57:11 | チョウ

コトラガ Mimeusemia persimilis
2009,5,18 北海道網走市

最近いい写真が無かったので過去のものから。
昼間活動する蛾の仲間。幼虫はヤマブドウやヤブガラシを食べるようです。


木曜日から咳が出て風邪ひいたかな?と思ったら、金曜日に大幅に悪化し、咳のしすぎで嘔吐するわ、口唇ヘルペスは出るわでもう散々
今は薬と休養のおかげでだいぶ良くなってはいますがまだ咳は続いてます。みなさんも風邪に気をつけてくださいね。

それにしてもこの季節に風邪を引くとは思ってなかった…。季節の変わり目でもないのに一体何故だろう?