最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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無事に到着!

2012-02-29 18:44:27 | 日記
今までネットが使えなかったので遅くなりましたが、無事に士幌町に到着しました

今はこんなの↓を相手に仕事をしてます。

可愛いですが、朝早くから体を酷使するので、すでに体がボロボロです…

しばらくは雪だらけなので昆虫などはまだまだですね。
昔の写真を整理しながら、近状も報告できればと思います。

今はブログの名前をどうしようか考え中です。
オホーツクの虫たち(網走)→最上の自然(最上)→?????(士幌)
それぞれの場所に関連するワードが入っているので士幌~、もしくは十勝~。
現在も呼び方としては「もがみのしぜん」ではなく「さいじょうのしぜん」なのでこのままでもいい気もしますが…?
うーん、どうしましょう

カラフトヒョウモン

2012-02-20 09:00:00 | チョウ

カラフトヒョウモン Clossiana iphigenia
2007,6,19採集 北海道網走市産

北海道特産の小型ヒョウモンチョウの仲間。
標高のあまり高くないところに多く、網走市では時期さえ合えば多数見られる。


裏面

表はホソバヒョウモンに似ていてパッと見そっくりだが、裏面を見れば違いは一目瞭然。
白い△が中々綺麗

異常型とまではいかないが、黒色が発達した個体も得られた。

黒化異常型

2012-02-19 09:00:00 | チョウ


ホソバヒョウモン Clossiana thore
2007,7,7採集 北海道上士幌町産

昨日出したホソバヒョウモンの黒化型。
このような異常型は遺伝ではなく、温度変化などで生じるようで、蛹が低温にさらされると黒くなるらしい。




ギンボシヒョウモン Speyeria aglaja basalis
2007,7,15採集 北海道網走市産

一昨日出したギンボシヒョウモンの黒化型。
これもおそらく低温によって生じた異常型だろう。

ホソバヒョウモン

2012-02-18 09:00:00 | チョウ

ホソバヒョウモン Clossiana thore
2007,7,7採集 北海道上士幌町産

北海道特産の小型ヒョウモンチョウの仲間。
比較的標高の高いところに生息し、標高の低い網走市内では1頭採集したのみだが、標高の高い上士幌町では狭い範囲に何十頭と乱舞してた。


裏面

今年は綺麗な生態写真が撮りたい

ギンボシヒョウモン

2012-02-17 09:00:00 | チョウ

ギンボシヒョウモン Speyeria aglaja basalis
2007,7,7採集 北海道上士幌町産

北海道と本州中部以北に生息するヒョウモンチョウの仲間。
北海道では低地から生息しているが、本州では高原の蝶となる。
ちなみに北海道と本州ではそれぞれ亜種が異なる。


裏面

Web上などでは、ウラギンヒョウモンと混同している人も結構いるが、裏面に茶褐色の斑紋が発達しないことで区別は容易。

左がウラギンヒョウモン、右がギンボシヒョウモン。
性別が違うが(左♀、右♂)、差はわかるはず。

ヒゲコメツキ

2012-02-16 23:26:27 | コメツキムシ

ヒゲコメツキ♂ Pectocera fortunei
2005,5,29採集 新潟県長岡市産

名前の通り、立派なヒゲ(触角)をもつコメツキムシ。
人間と同じようにヒゲをはやすのはオスだけで、メスは普通の触覚をしている。


ヒゲコメツキ♀
2005,6,25採集 新潟県長岡市産

灯火に集まるほか、樹上などで見られるが、こんなところにいる!というところは特になし

キジ

2012-02-15 20:43:42 | 鳥類
今朝、出かけようと思ったら目の前にいたオスのキジ。

キジ Phasianus versicolor
2012,2,15 新潟県長岡市

聞くところによると、冬になると家の庭にはよく来てるらしい。
昔は空き地なんかが結構あったが、今は普通の住宅地。普段は何処にいるのか結構気になる。


しばらくしたら向かいの家の松の木の下で休んでいた。


さすがに人には慣れているのか、結構な距離まで近づくことが出来る。


テレコン×2.0、最大ズームだとノートリミングでこのぐらい。
天気がよくて、時間があればもう少し綺麗に撮れたかも…。雨め…

テングチョウ

2012-02-14 08:40:34 | チョウ

テングチョウ Libythea celtis
2002,6,13採集 新潟県長岡市産

下唇髭が長く、天狗の鼻のように見えるからテングチョウ。旧テングチョウ科、現在はタテハチョウ科。
エノキを食べ、成虫はクリの花によく集まる。
時折大発生することがあるらしく、このとき(2002年)は多数の個体を見ることが出来た

表に変異は少ないが、裏面は変異が多く、見てると中々面白い。




両個体とも2002,6,16採集の長岡市産。

アサマイチモンジ

2012-02-13 08:12:22 | チョウ

アサマイチモンジ Limenitis glorifica 
2006,7,26採集 新潟県長岡市産

昨日のイチモンジチョウのそっくりさん。
しかし、イチモンジチョウが北海道~九州まで生息するのに対し、本種は本州にしか生息しない。

前種との差は、パッと見て前翅中室の白紋に目が行くが、前種でも白紋が出るものがいるので注意。

区別点は前翅3室の白紋の大きさ。アサマイチモンジでは他の紋と同じくはっきりと出るが、イチモンジチョウでは非常に小さい。


裏面にもわかりやすい区別点があるが、写真を撮っていないので今回は見送る方針で…

イチモンジチョウ

2012-02-12 23:46:15 | チョウ

イチモンジチョウ Limenitis camilla
2006,6,28採集 新潟県長岡市産

全国各地で見られるタテハチョウの普通種。
名前の由来となっている一文字の白帯は地域によって差があり、岩手県あたりでは発達した個体が出現し、新潟県内では減退した個体が出現する。
極端なものでは後翅の白帯が消えるものがいるようだが、まだ見つけたことは無い。