最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ウラギンヒョウモン

2011-09-27 08:01:17 | チョウ

ウラギンヒョウモン Fabriciana adippe pallescens
2011,9,24 山形県最上郡

夏眠から目覚めて活発に蜜を吸っていた個体。これからが産卵時期でしょうか?

それにしてもこの個体のように後翅亜外縁の斑紋が凹型になっているものを見るとどうしてもオオウラギンヒョウモンを思い浮かべてしまう。
昔はこのような個体を見ると実は雑種なんじゃ!?などと思っていたときがありました

ヒメドロ整理が終わらない

2011-09-23 10:18:43 | 日記

細かいところを忘れないうちに、新潟の記事を書きたいとは思っているのですが…

数が多すぎて、マウント終えるまでは正確な数が数えられませんのでもう少し時間がかかるかも
針の刺しすぎで指が痛い。

ノシメトンボ

2011-09-18 11:55:10 | トンボ

ノシメトンボ Sympetrum infuscatum
2011,9,4 山形県最上郡

赤トンボと呼ばれるアカネ属の一種。
羽に黒い模様があるのが特徴だが、同じ特徴を持つものとして、コノシメトンボ・リスアカネ・マユタテアカネなどがいる。

アヤスジミゾドロムシ

2011-09-17 17:23:18 | ヒメドロムシ

アヤスジミゾドロムシ Graphelmis shirahatai
2011,8,10採集 新潟県長岡市産

大きさ3.4~3.7mmのヒメドロムシの仲間。
鞘翅の線と黄色い足、強靭な爪と他の種類との区別は容易。
山形県がタイプロカリティーの種類だが、山形県では1947年と1954年にそれぞれ1頭採集されているだけで以後の記録は無し。
主に河川の下流に生息しているとのことでしたが、今回長岡市の採集場所を見る限り、上流寄りの中流のようなところでの生息も可能なようです。狭い範囲で複数採集されているので普通に繁殖もしているのでしょう。
長岡市には大河川の信濃川も流れており、そちらがメイン産地なのでは?との意見もありましたが、おそらくは支流のほうがメインになっているかと思います。このあたりは来年以降の課題でしょうか?信濃川はツツガムシさえいなければもう少しやりやすいのですが…。

実家に帰省した際には本種も目標だったのだが、時期が悪いか腕が悪いか採集はできず。
ただ、今回の感じからして山形県内でも生息している可能性は高いと思う。最上でもここは!という場所があるのでなんとか見つけてみたい。

ツヤドロムシ

2011-09-15 11:08:06 | ヒメドロムシ

ツヤドロムシ Zaitzevia nitida
2011,9,6採集 新潟県長岡市産

大きさ1.7~1.8mmのヒメドロムシの仲間。
近縁のミゾツヤドロムシよりも下流を好んで生息しているが、最近はかなり上流でも採れる事がある。
本種はアワツヤドロムシと違って北のほうに分布の中心がある様子。
砂礫を好む種類で、大きな川だと瀬の部分にしかいないが、上流の轟々と水が流れるようなところでは入らない。

昔の記事で新潟県ではツヤドロムシの記録は無いとしていたが、最近新潟の黒川の個体がParatypeということを知った
これも記載年の関係で「新潟のドロムシ類」では出てこない種類。でも、長岡では未記録だったので長岡市のリストに追加ですね!


実家からツヤドロとミゾツヤの区別ができないとの事なので、以下に比較写真を。
両個体とも2011,9,6採集の長岡市の同じ所の個体です。





左がミゾツヤドロムシ。右がツヤドロムシ。
大きな違いとしては鞘翅の光沢、体の幅などでしょうか。

今回は長岡市の2つの河川で確認。
そのうち一つはアヤスジミゾドロが採れた場所で、母も何度も通っていたはずだが、採集していた個体(2~300くらい?もっと?)は全てミゾツヤドロムシだった(とおもう)
狭い範囲でも採集者によって採れる種類は傾向がありそう。採集方法も若干異なってましたし
それぞれの採集方法についてはまたいずれ…。

コバネイナゴ

2011-09-14 08:51:00 | その他昆虫

コバネイナゴ Oxya yezoensis
2011,8,19 山形県最上郡

羽化中なので色が出ていませんが、おそらくコバネイナゴ。
バッタ類はあまり注意してみないためか、バッタの羽化シーンはほとんど見た記憶が無い



新潟のヒメドロ結果を書きたいのですが、整理がまだ終わっていません

帰省1日目

2011-09-11 18:24:30 | 日記
胎内市でヒメドロを採集した後、適当に川を物色しながら帰ろうかと思っていたが、中々いい川が無いのでまっすぐに帰ることにした。
できれば信濃川で採集したいなぁと思っていたが、台風が過ぎた直後だったので増水してひどいことになっていた。


そんなこんなで昼前には長岡に着き、家に帰る前にエゾゼミでも探そうかといつも行ってた場所へ。
車を降りるといくつか鳴き声が聞こえたが、高くて届きそうにも無いので、まずはよく見ていた池のほうへ向かう。

この池は中越地震で水が全て抜け、その後に堤防を直して?復活した池。
地震前はブルーギルが大量にいて、ブラックバスも何度か見かけたし、錦鯉もいくつか泳いでいた。
それでもウチワヤンマ、チョウトンボなどを確認していたし、トンボの種類は少なくは無い池だった。
今回はクロイトトンボ、アオイトトンボ、オオルリボシヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、マユタテアカネ、リスアカネを確認。

リスアカネはここで確認していなかったのでちょっとうれしい
縁の部分ではショウリョウバッタモドキも確認。

トンボがいくつか見られたのもうれしかったが、一番驚いたのは水草があったこと。

至る所で黄色い花を咲かせていたのはおそらくイヌタヌキモ。

コウホネの仲間も少ないながら確認。

昔は水草何も無かったんじゃなかったかな?と思いながらじっくり見ていくと小さな魚も泳いでいた。
気づくと何百と泳いでいたんだが、よく見ると全部メダカだった。
はじめはうれしくも思ったが、このメダカはどこのものなのか?という不安もあった。
最上では何箇所かメダカのいる池を見つけたが、いくつかの場所ではヒメダカも一緒に確認していたりする。
今回の池ではヒメダカは確認されなかったが、誰かが放した可能性も高そう…。
そうなると水草も怪しくなってくる

この後はエゾゼミ目当てに山を登るが、すぐに雨が降ってきたので中断。
道の脇から飛び出す個体を3頭確認したが採集はできず…。
途中ヤマクダマキモドキがいたので撮影。


昼過ぎに家に着き、丁度出張で長岡に来ていた父と少し話し、母に採集地の近状を教わり、姉とくだらない話をして夜まで母採集のヒメドロムシをチェックしていた。
ヒメドロムシは事前にわかっていた珍品2種以外はパッとせず…。

夕飯は母・姉と「土佐屋」でラーメンを食べた

ヒメドロ採集(2011/9/5)

2011-09-10 18:44:11 | ヒメドロムシ
5日~8日まで新潟の実家に帰省してました。
帰省する際は胎内市でセマルヒメドロムシを狙うことにしているので、今回も狙ってきました。
今回の採集地は前回よりも下流。河川がいくつか合流し、川の名前も変わっています。

浅いが水量は多目。大き目の石が多く、小さくても拳ほどの大きさ。20~30cmくらいの石が多い。


早速網を入れて、川底をガラガラとかき回すとゴトウミゾドロムシが!これは幸先がいいかもと思いながら採集していくも入るのはなぜかゴトウばかり…。ツルヨシ根元ではヒメドロムシ類は入らず、ゴマフガムシが1頭とカジカが入ったのみ。
ゴトウばかりなので環境を変えようと瀬の部分を掬う。


ここならツヤドロ類が入るだろうと思っていたが、なぜかここでもゴトウがぽつぽつ、というか大量に入った
一網で20頭以上は中々無いんじゃないだろうか?

ここでは1時間ほどで53頭のヒメドロムシを採集。
そしてそのすべてがゴトウミゾドロムシ[Ordobrevia gotoi]でした

もっと少ない種類だと思っていたのだが、なんか拍子抜け…。
生息環境もイメージから少しずれるなぁ

トノサマバッタ

2011-09-04 11:07:37 | その他昆虫

トノサマバッタ Locusta migratoria
2011,9,4 山形県最上郡

言わずと知れたバッタの代表格。
はじめてみたときはうれしかったが、今は見つけてもそんなに感動はないなぁ。

本種は度々真っ黒な個体が見つかることがあるが、見つかるのは幼虫ばかりのような気がする。
成虫で真っ黒のトノサマバッタはいるのだろうか?

同定依頼

2011-09-03 14:10:46 | 日記
今日、「この虫は何ですか?」との問い合わせがあった。
話を聞きながら図鑑をめくり、標本を引っ張り出し、調べてみるも結局不明。

結論としてはコガネムシの仲間だと思うということにはなったが、いまだにちょっと気になっている。
それがこれ↓









誰かわかる方がいたら教えてください(笑)