最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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水辺探索(2015/5)

2015-05-30 23:07:45 | 市内探索


よくある山道の壁。
たまに水が染み出している場所がある。写真は通り過ぎてから撮ったのでよく写ってませんが…。

気にせずスルーする人もいるかもしれませんが、こんな場所でも立派な水辺環境!ココでしか見られない種類もいます。

この場所で確認したのは、、
・コマルシジミガムシ Laccobius masatakai

鞘翅1種 を確認。

近縁種のミゾシジミガムシLaccobius moriyaiも同じような環境で確認済み。
今のところ、コマルシジミとミゾシジミの混生地は未確認。

昨日の答えは

2015-05-28 22:38:07 | オサムシ・ゴミムシ
昨日の記事は本当は一緒に紹介する予定だったのですが、時間がなくなったため急遽あんな感じになってしまいました
ついついもったいぶった感じになってしまったので、すごくいいものを期待していた人がいたようですが、そんなに凄いものでは…。
それでも私にとって、いつかは手にしたいものだったので感無量です!特に新潟県人としてはなんとか見たかったのでよかった

それでは答え。下の写真の真ん中です。

エチゴトックリゴミムシ Oodes echigonus

越後(新潟)の名を冠したトックリゴミムシの仲間。
タイプ産地は新潟県の旧大潟町(現在は上越市)の潟町の朝日池。
朝日池はハクガンなどの渡り鳥飛来地として有名だが、公園化された現在、本種が生息しているかは不明。冬季に掘りに行ったこともありますが、あまり掘る場所がなく惨敗。
他にも記録された場所はあるが、現状は?という感じ。

本種はトックリゴミムシの中でも大型で、写真のヤマトトックリ(左)やトックリ(右)、ニセトックリ(過去記事)と比べると大きく、横幅もあるので一目瞭然。
採るまでは大き目のトックリゴミを見てはもしやエチゴでは?と思っていたが、間違えることは無い。

似ている種類としては、オオトックリゴミムシがいるが、腹面の突起の縁の有無などで区別できる。

縁があるのはエチゴトックリ

水辺の副産物

2015-05-27 23:52:29 | オサムシ・ゴミムシ
ある日の水辺で水生昆虫採集中についでに採れたゴミムシの仲間。


2015年5月 新潟県

左から、
・チャバネクビナガゴミムシ
・ヒラタゴミムシの仲間
・ヤマトトックリゴミムシ
・トックリゴミムシ
・???

基本的には全て水辺を好む種類かと思われる。ヒラタゴミの仲間も複数入ったので水辺が好きな種類なのだろう。
一番右のものはやっと採れた憧れのゴミムシ!答えは明日にでも…。

ミイデラゴミムシ

2015-05-26 23:51:43 | オサムシ・ゴミムシ

ミイデラゴミムシ
2015年5月 新潟県(トリミング)

お尻から高温のガスを噴射することで有名なゴミムシ。
某マンガでも出てきた能力だが、Gには効かず…。

池の周辺や田んぼなど、湿ったところが好き。


ウスバシロチョウ

2015-05-24 22:11:39 | チョウ

ウスバシロチョウ
2015年5月 新潟県

今日は久々に山登り。
ちょうど本種の最盛期にあたったようで、登山道脇だけで100以上は見た気がする。
写真はたまたま座った脇で羽を伸ばしていたもの。なにもマムシの死骸の横で伸ばさなくても…。

水辺探索(2015/5)

2015-05-22 23:55:01 | 市内探索




池などの止水域のほかに、河川などの流水域ももちろん掬います。
杉林の中にある暗い沢。流れが速く、いかにも上流という川。

見つけた水生昆虫は、
・ツブスジドロムシ Paramacronychus granulatus
・ミゾツヤドロムシ Zaitzevia rivalis

鞘翅2種 を確認。

まあ予想通りという感じ。見ての通り雪が多く、それに加えて雨だったので寒くてすぐにリタイア

水辺探索(2015/5)

2015-05-21 21:09:16 | 市内探索




低山帯にある池。
浅そうに見えるが意外と深く、縁しか掬えず
浮島のようなものが出来ており、そこにはガマが生えている。
魚は未確認。クロサンショウウオの卵が多く、トノサマガエル、ツチガエルも確認。

見つけた水生昆虫は、
・コツブゲンゴロウ Noterus japonicus
・ツブゲンゴロウ Laccophilus difficilis
・コウベツブゲンゴロウ Laccophilus kobensis
・キベリクロヒメゲンゴロウ Ilybius apicalis
・クロゲンゴロウ Cybister brevis
・コガシラミズムシ Peltodytes intermedius
・クロホシコガシラミズムシ Haliplus basinotatus
・スジヒラタガムシ Helochares nipponicus
・ヤマトゴマフガムシ Berosus japonicus
・ゴマフガムシ Berosus punctipennis
・マツモムシ Notonecta triguttata
・ヒメマルミズムシ Paraplea indistinguenda
・オオコオイムシ Appasus major

鞘翅10種 半翅3種 を確認。
ここでもアメンボ(きっとヒメ)採り忘れ

水辺探索(2015/5)

2015-05-20 22:31:22 | 市内探索
更新のネタがないので、最近の採集地などを紹介していきたいと思います。





低山帯にある池。
手前は深いが、奥は浅く、ガマなどが生えていて良さそうな感じ。
泥深くは無いが、少々濁っていてやや富栄養かも。
両生類はツチガエルを確認。魚は未確認。

見つけた水生昆虫類は、
・コツブゲンゴロウ Noterus japonicus
・ケシゲンゴロウ Hyphydrus japonicus
・ツブゲンゴロウ Laccophilus difficilis
・キベリクロヒメゲンゴロウ Ilybius apicalis
・クロゲンゴロウ Cybister chinensis
・ゲンゴロウ Cybister brevis
・オオミズスマシ Dineutus orientalis
・クロホシコガシラミズムシ Haliplus basinotatus
・ヒメセマルガムシ Coelostoma orbiculare
・コガムシ Hydrochara affinis
・マツモムシ Notonecta triguttata
・ミズカマキリ Ranatra chinensis

鞘翅10種 半翅2種 を確認。
アメンボ類(きっとヒメアメンボ)もいたが採集忘れ

オオコオイムシ

2015-05-18 23:40:06 | 水生昆虫
最近更新が滞ってますが、生きてます。
採集もきちんと行っているのですが、今は水生昆虫に燃えているので、生き物の写真はほとんど撮ってません
池や川の写真はいっぱいあるので、今後は備忘録も兼ねながら、採集した場所と採集できたものも紹介なんかをしていければと思ってます。
写真はまだ整理中なので過去の写真から…↓



オオコオイムシ
2015年4月 新潟県

県内では低地から山地まで、田んぼから池沼まで幅広く見られる水生カメムシの仲間。
写真のものはカエル撮り中に田んぼで見つけたもの。

似ている種類にコオイムシがいるが、こちらは県内では私はまだ未見。
記録は散見されるが、本物は一体どれくらいだろうか?
オオコオイと区別して記録している場合もあるが、主な区別点は体長のみのようなものも見られ、疑問な記録も結構ある…。
その一方で、きちんとした記録もあるので、確実に分布はしている模様。
今年は何とか見つけたい!