最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ムカシトンボ

2020-05-31 20:52:30 | トンボ

ムカシトンボ
2020年5月 新潟県

もう今年は見れないかと思っていたが、何とか見つけることができた
しかも初めての場所で、初めての採集法それはミズキのスイーピング
翅が色付いた老熟個体。この後は同じ場所でクロサナエも採集。

オオネクイハムシ

2020-05-25 21:01:36 | その他甲虫

オオネクイハムシ
2020年5月 新潟県

地元ではもっともふつうのネクイハムシ。
低山帯でヨシがあればまず見られる。それこそ道路わきのちょっとした湿地?見たいなばしょにも。
色彩変異が大きく、赤っぽいものから青いものまでバリエーションは豊富。
写真のものは一番多い赤銅色。

抱っこ人形

2020-05-20 23:21:41 | チョウ
って一昔前に流行りましたよね?小学生くらいの頃、お祭りで良く売っていたように思う。
最近見ないと思ったらこんなところに↓

2019年6月 新潟県

ケヤキを掬ったらこの状態で網に入っていた。蛾をカワイイという人が稀にいるが、こんなのを見るとまあわからなくもない


角度を変えるとちょっと凛々しく

さて、蛾は全くの素人の私。種類が分からない…。きっとドクガの仲間だろうなーくらい。
念のため確認用に表も写真を撮っていた。

真っ白な翅に黒い紋。これはアルファベットのLだ!と言うことで「エル ドクガ」で検索。
結果は見事にヒット!!エルモンドクガというそのまんまの蛾でした
ホストもケヤキ、ハルニレなどのニレ科とのこと。

オオヒラタケシキスイ

2020-05-18 22:19:58 | その他甲虫



オオヒラタケシキスイ
2020年4月 新潟県

まだ続くヒトクチタケの住人。キノコの種類は沢山あるけど、ヒトクチタケ依存の甲虫って多い気がする。
理由があるんだろうが考えても分からないことは仕方がないので気にしない(笑)              知ってる方いたらこっそり教えてください。。。

本種はヒトクチタケ内部にいて、採集法はもっぱらヒトクチタケを割ること(私は割りたくないのでいつもデコピン採集)だが、夜間にはそこそこヒトクチタケが生える立ち枯れを徘徊していることが分かった。
当然ヒトクチタケの中に自然発生することはないので移動はしているはずだが今までヒトクチタケ外で見つけたことはなかった。
夜行性なのか今まで見過ごしてきたのかは謎。


ヒトクチタケ間を移動しているのか?まだヒトクチタケに口が開ききっていないようなものを広げているような様子も確認できた。
そもそもヒトクチタケってどんな感じで口が開くんだろう???どこかにタイムラプスとかないですかね?


色彩は真っ黒なものから赤褐色のものまで。赤褐色のものはテネラルかとも思うが詳細は不明です

ヒラタキノコゴミムシダマシ

2020-05-11 22:00:08 | その他甲虫



ヒラタキノコゴミムシダマシ
2020年4月 新潟県

本種もヒトクチタケをホストとするゴミムシダマシ。
マツの樹皮の隙間にいることも多いが、ヒトクチタケに出入りしているものもよく見る。
ヒトクチタケから出てきたものは胞子?を纏って粉だらけ

ハルゼミの羽化

2020-05-10 19:21:30 | セミ・カメムシ

ハルゼミ
2020年5月 新潟県

ハルゼミの名の通り、春に出現するセミ。この辺りでは4月下旬~6月上旬にかけて見られる。
低山帯のアカマツに依存しており、松枯れなどから生息地が減少し、各地で絶滅危惧種にも指定されている。

この日は、仕事帰りに急に「ハルゼミの羽化が見たい!」と思い立って急遽山へ。
羽化は見たことがなかったが、予想は見事に的中し3頭も見つけることができた

1頭目。アカマツの高さ1メートルくらい。♂。(21:10)


2頭目。アカマツの高さ3メートルくらい。♂。(21:13)


3頭目。道の脇の杭の高さ50センチくらい。♀。(21:20)

見つけた時間は夜9時過ぎで、みんなまだまだ時間がかかりそう…
なので、一度帰宅し、暇つぶし要員として某さとみ氏を召喚追加個体や他に目標としていた副産物を見つけてくれることを期待したが、ホントにただの暇つぶし要員で終わってしまうとは

今回の場所は比較的近いので10時過ぎには現地に到着。

1頭目。仰け反りのピーク。(22:09)


2頭目。コイツは翅が伸びるスピードも速く以後あまり変化なし。高く、観察しにくかったので光などのストレスが少なかったからか?(22:11)


3頭目。これも仰け反り真っ最中。(22:15)

待っている間、捜索範囲を広げたが追加個体は見つからず、立ち枯れの皮などを剥いでカクホソカタやアリヅカ、ゴミダマなどを採集。




3頭目。気が付いたら無事に脱出しぶら下がっていた。(22:52)


1頭目。こちらも無事に脱出していたが、翅の伸びが左右で明らかに違う。不全にならないことを祈る。(23:08)


3頭目。無事に翅も伸びきった!(23:21)


1頭目。心配していたがこちらも無事に翅が伸びきった!!(23:35)

というわけで、無事に羽化が見れたので帰宅。次の日は案の定寝坊したので予定を大きく変更した


今回観察して分かったのは羽化後のハルゼミがめちゃくちゃ綺麗だと言うこと。
春のセミらしく、淡い桜色がとっても綺麗。アブラゼミは淡い緑、エゾゼミは淡い黄色と種類ごとに異なっているのもいい。
こうなると地元のセミは全部羽化を見てみたい。地元最難関はエゾハルゼミか?チッチも何気に難易度高い。

カブトゴミムシダマシ

2020-05-07 18:01:05 | その他甲虫

カブトゴミムシダマシ
2020年4月 新潟県

ヒトクチタケというキノコにつくゴミムシダマシの仲間。
ヒトクチタケさえあれば見つかる可能性が高く、キノコの穴の下に手をあてがってデコピンをするとコロンと転がり出てくる。


今年見つけたヒトクチタケの生えるマツの立ち枯れ。
ここまでヒトクチタケの密度が高い木は初めて見つけたが、ほとんどが手の届かない場所で指をくわえてみてるだけ…。

ヒトクチタケは特異的につく種がいくつも知られているのでいつ見ても楽しめる

タゴガエル

2020-05-05 23:48:22 | 両生類



タゴガエル
2020年4月 新潟県

ヤマアカガエルやニホンアカガエルに似ている同じアカガエル科。
本種は色彩的にも~アカガエルという名前でよかったと思うのだが、なぜかついてない。そもそもタゴってなんだ?と思ったらこれは人名らしい。

似ている他のアカガエル類とは異なり、伏流水(地中の水脈)で産卵することが知られていて、繁殖期には沢の脇の染み出し水が出ているようなところからよく鳴き声が聞こえる。
地中にいるので鳴き声は聞こえるが姿は見えず、たまに沢の脇で見ることもあるが自分はあまり縁がないカエル。

写真の個体はメクラチビゴミムシを探していたら掘り出してしまったもの。ホントに地中にいるんだと感心。


アカガエル類の区別の目安となる裏側はこんな感じでぼやけた模様が入る。