最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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カラフトモモブトカミキリ

2011-12-30 08:45:56 | カミキリムシ

カラフトモモブトカミキリ Acanthocinus carinulatus
2008,8,11 北海道遠軽町

国内では北海道にのみ生息するカミキリムシ。
比較的標高がある場所のアカエゾマツ立ち枯れで多く観察できた

キタキツネ

2011-12-29 09:30:10 | 哺乳類

キタキツネ
2007,7,2 北海道斜里町

夕方、海岸に現れたキタキツネ。
近くにはこんなものが転がっていた。


クジラの死骸?
この周りにはオジロワシもいたが、こちらは撮影前にどこかへ行ってしまった…。


それにしてもこのキツネ、危害を加えられないのを知っているのか、一定の距離をとりながらも歩いて休んでをずっと繰り返していた。


中々サービス精神のあるキツネだった。


そしてうたた寝。

サビナカボソタマムシ

2011-12-28 09:30:00 | タマムシ

サビナカボソタマムシ Coraebus ishiharai
2006年採集 新潟県長岡市産

ヤマボウシを食べるタマムシの仲間。
昔は珍品だったようだが、ヤマボウシが植栽されることが多いため、それに伴って色々な場所で採集されている。

新潟県ではずいぶん前に湯沢町のブナ林で採集され、その後は長岡市と上越方面?(月刊むしに記事が出ていたがわすれてしまった)で採集されたが、両方とも植栽されたヤマボウシでの採集だった。かな?
長岡市ではしばらくは植栽されたヤマボウシでのみ見られたが、2006年には山中の自生していると思われるヤマボウシからも採集できたので、もしかしたら元々生息していたものが植栽に伴って生息域を広げているのかもしれない。

ギフチョウ

2011-12-26 09:30:00 | チョウ
写真が無いので、整理中の標本から。


ギフチョウ Luehdorfia japonica & ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
全て新潟県産(5市町村)

ばらばらに入っていたドイツ箱から一時的にボール紙箱へ移動。
チョウの標本はあまり持っていないはずなのに、ギフだけでもう一箱分くらいか?
ドイツ箱もったいないなぁ。これでもちょっと虫をやってる人からすれば少なすぎるくらいだけれども…。


オオハンゴンソウ

2011-12-22 19:41:26 | 植物

オオハンゴンソウ Rudbeckia laciniata
2007,8,21 北海道網走市

キク科の多年草。北米原産の外来種で、現在では特定外来生物に指定されている。
国内の広範囲で見られるようで、網走でも最上でも確認済み。

単独で生える事は少なく、群生することが多い。



名前が似ているものにハンゴンソウ(在来種)があるが、花の形状がまったく異なり、ちょっと地味。
ハンゴンソウはケマダラカミキリの食草として有名だが、網走ではオオハンゴンソウも食草としている事がある。
過去の記事(コメントも見てもらえると助かります)
今後、オオハンゴンソウの増加でケマダラカミキリも分布が広がったりするのだろうか?

サメハダハマキチョッキリ

2011-12-19 19:05:05 | ゾウムシ

サメハダハマキチョッキリ Byctiscus rugosus

北海道と本州北部に生息するチョッキリの美麗種。
写真は北海道産のもの。網走市と遠軽町で採集したが、昔撮った写真なのでどっちの場所だったか…採集日も標本をみないとわかりません。

ホストはドロノキ、オオバヤナギ、ヤマナラシなど葉の広いヤナギの仲間だが、網走市内で採集したものは葉の細いヤナギの仲間についていたものだった。
山形県内では街路樹として植えられたポプラでも見られるとのこと。

原色日本甲虫図鑑Ⅱではサメハダチョッキリとなっていたが、今はサメハダハマキチョッキリと呼ばれることが多いみたい。
ハマキチョッキリ族ではハマキと付いていないものは本種だけだったので、当然と言えば当然か

シロオビチビカミキリ

2011-12-18 23:04:23 | カミキリムシ

シロオビチビカミキリ Sybrodiboma subfasciata
2011,8,6 山形県最上郡

広葉樹の粗朶などに多く集まる普通種。
いる場所ではまとまって見られることも多く、粗朶があれば大抵の場所で見られる。
北海道でも札幌などでは普通種のようだが、なぜか網走周辺では珍品で土場に来た1頭を採集したのみ。
あれだけ粗朶を叩いて落ちてこないと言うのは何なんだろうか