最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ミヤマカミキリ

2021-03-17 22:34:52 | カミキリムシ

ミヤマカミキリ
2020年7月 新潟県

夏に現れる大型のカミキリムシ。大きさではシロスジカミキリと双璧をなすが、本種の方が圧倒的に個体数が多い。そして地味。
樹液にも灯火にもたくさん集まる。

スギカミキリ、再び

2020-04-14 22:59:22 | カミキリムシ
先日、そろっと最盛期だろうと仕事帰りに再びスギカミキリを見に行った。
ポイントにつく前に小さな神社があるんだが、ついでにそこも見てみると…。

スギカミキリ
2020年4月 新潟県

こんなとこにもいたか!と。スギの木は5本だけ。見つかったのは2本のみ。
結構明るい時間から活動している。

その後は本命のポイントへ。

まさに最盛期で、瞬く間に交尾中の個体や産卵中の個体など確認できた。

その後は良さそうなポイントが発見できないまま今に至る。どこにでもいるはずなのだがココ!というポイントは中々見つからない。

スギカミキリ

2020-03-25 22:51:33 | カミキリムシ



スギカミキリ
2020年3月 新潟県

本日採集
すこし早いかなーと思いながらも、今年の冬に複数の脱出口を見つけた神社へ。
結果は1頭だけだがゲット!寒さのためか杉の木の根元の石の上に鎮座していた。なので1枚目の写真はやらせではないのです。

その後は十数本見たが見つけられずに帰宅。やっぱりまだ早めの様子。帰りの電光掲示板では気温は4℃でした…。

タダコブとマヤサンの区別点 その7(ハイブリッド)

2019-10-10 21:34:56 | カミキリムシ
今回はいよいよタダコブ×マヤサンのハイブリッド(雑種)
ハイブリッドが採れる場所はベースがタダコブの場所とベースがマヤサンの場所があるが今回はタダコブベースのハイブリッドゾーンのもの。
県内にはマヤサンベースのハイブリッドゾーンもあるが、あまりにも数が落ちないので今回は見送り採集の腕が上がればいつかは…。
過去の交配の記録では性別による偏りは無さそうなんだが、自分が採集するいかにも!という個体はなぜかメスばかり。なので今回はメス中心に。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒は多め、凹むがちょっと浅い。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は同程度、平坦。


側稜線の隆起は滑らか、顆粒はほぼ無し。会合部後半の顆粒はほぼ無し、平坦。


側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は少なめ、凹む。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は同程度、凹むが浅い。


側稜線の隆起は斑紋部でやや内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒は同程度、平坦。

全ての個体が、同じ林道のある沢からある沢までの間のもの。
正直のところ、これらの個体がタダコブ×マヤサンのF1個体かどうかはわからない。ただそれぞれの純粋な産地では出てこない個体だろうとは思う。
この場所はもう何十年もハイブリッドが採れている所で、交配パターンは計り知れない。戻し交配、雑種同士、その子孫同士が…、と色々考えられる。
しかし、ここはタダコブベースと書いたようにタダコブ寄りのものが多い。↓

同地点での採集品。この中でも結構変なものが多いが、タダコブ風なものばかり。雌雄混合なうえになんか画像が変だけど


タダコブとマヤサンの区別点 その6(マヤサン♀)

2019-10-05 20:53:36 | カミキリムシ
今回はマヤサン♀。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後方の顆粒はやや多め、凹むが浅い。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は多め。会合部後方の顆粒は同程度、平坦。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少ない。会合部後方の顆粒はやや多め、平坦。


上翅の斑紋は黒(非常に小さい)。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後方の顆粒は同程度、平坦。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後方の顆粒はやや多め、平坦。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後方の顆粒は同程度、平坦。

色彩は♂同様赤っぽいものが多い。体型は♂に比べて幅があるものが多いが、斑紋部で盛り上がるためか、やや角ばっているようにも見えるかも。
やっぱり種としては側稜線の隆起が一番安定しているのだろうか?顆粒はほぼ無いものも多い。
タダコブもマヤサンも上翅の斑紋は大きさの個体差が激しいが、特にマヤサンの♀では個体差が大きい気がする。完全に無紋のものから非常に大きなものまで、斑紋が黒なので分かりやすい。斑紋の大きさとしては県内には生息していないタニグチコブヤハズカミキリ並みに大きくなるものが出るが、本種はややつり目。

タダコブとマヤサンの区別点 その5(タダコブ♀)

2019-10-04 20:00:00 | カミキリムシ
今回はタダコブの♀。


上翅の斑紋は白。側稜線の隆起は滑らか、顆粒は非常に多く融合。会合部後方の顆粒は少なく、凹むがちょっと浅い。


上翅の斑紋は白。側稜線の隆起は滑らか、顆粒は多め。会合部後方の顆粒は同程度、凹む。


上翅の斑紋は白。側稜線の隆起は滑らか、顆粒はやや少なめ。会合部後方の顆粒は同程度、平坦。


上翅の斑紋は白。側稜線の隆起は滑らか、顆粒はやや少なめ。会合部後方の顆粒はほぼ無し、凹むがちょっと浅い。


上翅の斑紋は白。側稜線の隆起は滑らか、顆粒は少なめ。会合部後方の顆粒は同程度、凹むがちょっと浅い。


上翅の斑紋は白。側稜線の隆起は滑らか、顆粒は多め。会合部後方の顆粒は同程度、凹むがちょっと浅い。

色彩♂同様には赤っぽいものから白っぽいものまで、体型は肩部分が最大幅になり逆三角に見えるもの、斑紋部分が最大幅になり下膨れに見えるものと個体差が大きいが♀は♂に比べて丸っこいものが多い。
こちらもやはり側稜線の隆起が安定していると思う。顆粒は非常に多く融合したものから少なめのものが出るが、全体的に♂よりも少ない。

タダコブとマヤサンの区別点 その4(マヤサン♂)

2019-10-01 20:00:00 | カミキリムシ
今回はマヤサン♂に焦点を。マヤサンは上翅の斑紋が黒いが、斑紋の大きさは個体差が大きく、上部にうっすらと白紋が出るものも多い。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒はやや多く、凹むが浅い。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は同程度、平坦。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒は同程度、平坦。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は多め。会合部後半の顆粒は同程度、凹むがちょっと浅い。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入り、顆粒は少なめ。会合部後半の顆粒はちょっと多い、凹む。


上翅の斑紋は黒。側稜線の隆起は斑紋部で内側に入るがあまり隆起はしない、顆粒はほぼ無い。会合部後半の顆粒はほぼ無く、平坦。

色彩は赤みが強いものが多く、白っぽいものは少ない。体型はタダコブと比べると変異が少ないような気がする。極端に短縮するような寸詰まりなものはまだ見ていない。
マヤサン♂もやはり安定しているのは側稜線の隆起だろうか。肩から翅端まで伸びるが斑紋部で内側にヒュっと枝分かれする感じ?そのせいか上翅のその部分が盛り上がることが多い。
側稜線の顆粒はほぼ無いものからタダコブの少なめのものくらいのものまで連続して出るが、融合するようなものは出ない様子。とりあえず、顆粒がほぼ無いものはマヤサン、顆粒が融合するようなものはタダコブという認識でいいように思う。