最上の自然

自分の見たものを自由気ままに紹介していきます。
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ヒガシニホントカゲ

2020-05-04 21:33:11 | 爬虫類



ヒガシニホントカゲ
2020年5月 新潟県

かつてはニホントカゲ一種とされていたが少し前に複数種からなることが確認され、だいたい近畿以北?がヒガシニホントカゲ[Plestiodon finitimus]、近畿以南?がニホントカゲ[P. japonicus]、そして伊豆半島と伊豆諸島にはオカダトカゲ[P. latiscutatus]が生息する。らしい。

正直区別点はよくわからないのですが、ここに識別のヒントが載ってました。
残念ながら真上からの写真がないのですが、拡大してみると

うーん。くっついてますね(^^;)10パーセントを引いたと言うことでしょうか。
でも分布的にはヒガシニホントカゲでしょう。分布域で同定とか一番やっちゃダメですけどね。


たくましく生きてきたのか、尻尾は再生済み、傷も多め。

クサガメ

2020-02-05 23:22:55 | 爬虫類

クサガメ
2018年6月 新潟県

夜間、平地のため池に行ったときにひょっこり現れた大型の個体。目の前だったので素手で捕獲!



すごいデカい。我が家でも過去(6年前くらい)に採集してきて飼ってるものがいるが手のひらサイズから大きくならない
性別や飼育環境の差だろうが、大きくならないのは飼いやすいのでまあよし。

本種は外来のミドリガメ(アカミミガメ)におされて減少しているとの話もあるが、本種自体も外来の可能性が高いらしい。
在来のニホンイシガメとは交雑するので、外来であるならばなんとかしないといけないもの。

ジムグリ

2018-05-08 08:38:30 | 爬虫類





ジムグリ Elaphe conspicillata
2018年5月 新潟県

GWの真ん中、唯一の休みに行った山で見つけたジムグリ。
過去にも赤いものを見たことはあったが、ここまできれいなものは初めて見た。
これが俗にいうアカジムグリで、寒い地域や標高の高いところで見られることが多いらしい。ここは標高約1000m。
通常は腹部に黒いまだら模様があるが、この個体は真っ白のおなかをしていた。


カメラを近づけると興味津々

ヘビの日

2015-09-28 19:07:29 | 爬虫類
先日の遠征中、1日だけやたらとヘビに遭う日があった。
まず出会ったのは↓

マムシ Gloydius blomhoffii

道の脇で丸まっていた。棒でつついたらすぐに側溝に逃げてしまったのでこんな写真のみ。

しばらく走っていると道路の真ん中にヘビが。
ギリギリでよけて確認のために車を降りると↓

ジムグリ Elaphe conspicillata

まず噛まないヘビなので、近づけるだけ近づいた。後続車が来たので轢かれない様に草むらへ。

今度は道路脇を叩きながら歩いていると絡まっているヘビを発見↓

シマヘビ Elaphe quadrivirgata

近づいたら顔を隠してしまった。はじめは上のヘビの丸まったところ(写真の中央付近)から顔を出していて可愛かったのだが…。

シマヘビと絡まっていたということは上のヘビは黒化型かな?と思ってつつくと↓

ヤマカガシ Rhabdophis tigrinus

黒化型は黒化型でも種類が違った。ヤマカガシといえば派手なヘビのはずだが、赤や黄色の部分がない。指でつついたが、噛まれなくてよかった。

最後はコブヤハズカミキリの代わりに藪を叩いたら落ちてきたコレ↓

シロマダラ Dinodon orientale

夜行性で比較的珍しいことで有名なヘビ。たまに新聞にも載る事があるので意外と知ってる人は多いかも。
ちなみに私は初見でした。はじめての出会いがコブ叩き。忘れられなさそうな出会いですね。

これで県内のヘビはタカチホヘビ[Achalinus spinalis]を残すのみ。川べりで見られることが多いようなので、ヒメドロ採集中とかに見つけられるだろうか?

マムシ

2014-06-14 12:00:00 | 爬虫類



マムシ Gloydius blomhoffii
2014年6月 新潟県

本土ではもっとも知られている毒蛇。
医療の発達で昔よりも死亡者数は減っているだろうが、それでも毎年に何例かの死亡例がある。
南西諸島に住むハブやガラガラヘビの仲間と同じクサリヘビ科。


この鋭い眼光がなんともいえない。


この時は近づきすぎてマムシを怒らせてしまい、急に臨戦態勢に。さすがに怖かった…。
油断大敵。ちょっと反省

ニホンヤモリ

2012-09-23 23:18:57 | 爬虫類

ニホンヤモリ Gekko japonicus
2012年7月 新潟県

低山帯の外灯周辺で集まってくる虫を狙っていた個体。
種小名の「japonicus(ヤポニクス)」は日本のという意味があるが、ニホンヤモリ自体は史前帰化種の可能性が高い。
新潟県内では港などがある周辺で確認されていたようだが、今回確認したのは海からそこそこ離れた低山帯。
自力で分布を広げてきたのか?誰かが持ち込んだのか?わからないことだらけです


2個体いた。繁殖もしているのかどうか。
いままで夜間に採集に行くことが少なかったとはいえ、今年初めて確認した。

ニホンカナヘビ

2012-07-15 21:03:24 | 爬虫類

ニホンカナヘビ Takydromus tachydromoides
2012,7,14 新潟県長岡市

昨日の記事で気がついた方もいましたが、新潟に帰ってきました。
本格的なシーズンを前に北海道を離れるのはもったいなかったが、いつかのんびりと道内巡りでもしたいと思っている。

帰ってきたので、昔色々と採集した場所を回っているが、何処も環境の変化が著しく、ショックを受けることも多い
写真の場所は2003年ごろまでハッチョウトンボの一大産地だったところ。
なぜか埋め立てられ、スギが植えられたにもかかわらず、現在はただの藪。当然ハッチョウトンボなどは見られず、踏むと僅かに水が染み出るようなところでキイトトンボを2頭だけ見た。
これからは痕跡を巡る事が多くなるんだろうか?先行きが暗いなぁ

つぶらな瞳

2011-07-01 17:09:48 | 爬虫類
先日、事務所に一緒に居る農家さんの田んぼに行った時のこと。
いつもここの畦にいるからと教えてもらった10分後…。

シマヘビ Elaphe quadrivirgata
2011,6,25 山形県新庄市

この日はコイツを採りに来たので、あっさりと目標を達成

ここの方はヘビが大の苦手なそうなのでとても喜んでいましたが、きっと第二、第三のシマヘビが現れることでしょう(笑)