柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

魚は炙ってない烏賊でいい

2017年01月10日 17時36分24秒 | グルメ

煽烏賊と菜の花の芥子酢味噌和え

菜の花は、銅板を入れた鍋で茹でて、少し水にさらします

かるく絞って、お吸物加減の出汁を加えてよく絞り

お吸物加減の出汁に浸しておきます

塩茹でして絞っただけだとしなしなだし

絞らないと水っぽい

緑色の色素は銅イオンに反応して、きれいに発色します

塩は、沸点が上がるので、微かに効果があるくらい

アオリイカはおろして皮を剥き

縦方向に切れ目を入れて、ひと口大に切ります

70~75℃くらいの湯で湯通しして

表面が白っぽくなりはじめたら、冷水に落として笊にあげ、よく水分を切る

蛋白質の凝固温度は、68℃くらいです

湯を沸騰させる必要性はない

温度が高いと、火の通りの速い烏賊は、火が入り過ぎてしまいます

表面にだけ、火が入っていればいい

アオリイカと笊などで水分を切った菜の花を器に盛って

芥子酢味噌をかけて、ふり柚子をする

芥子酢味噌は、白玉味噌に芥子を加え、柚子酢(米酢でいい)でのばします

白玉味噌は

白味噌200g、酒50cc、味醂15cc、砂糖大匙1、卵黄1ヶ(笊などで漉す)

を合わせて弱火にかけ、元の味噌の硬さまで、練り上げます

小匙2くらいの胡麻ペーストを加えてもいい

白玉味噌を合わせておくと、田楽味噌や木の芽味噌などに使えます

今の季節なら、少し柚子果汁や出汁でのばして、風呂吹き大根に使える


肴は炙った烏賊でいい

2017年01月10日 04時46分44秒 | グルメ

煽烏賊風干し炭火焼き

アオリイカはおろして皮を剥き、ゲソは吸盤を取る

風通しのいい日陰に、2~3時間くらい干します

烏賊の繊維は縦に裂きやすく、横に裂きにくいので

縦方向に、細かめに包丁を入れてから、食べやすく切る

焼いて、マヨポン(マヨネーズ+ポン酢)と一味唐辛子などで食す

烏賊はフィッシュイーターで

逃げ足の早く滑りやすい魚を主食にしているので

吸盤に鉤爪があります

だから、口あたりが悪い

蛸は、逃げ足が遅く、滑りにくい海老や貝などを主食にしているので

吸盤に鉤爪がなく、吸盤が美味しい