本日は、お誕生の祝い … ここらへんでは“火合わせ”と呼ばれるお膳もご用意しました
祝い鯛は膳を華やかにする一品のひとつ … 派手なくらいがちょうどいいのであります^^
そして、火合わせの膳に欠かせないのが、南あわじの郷土料理のちょぼ汁
産後の回復食として、この淡路島に古くから愛されてきたちょぼ汁
ちょぼ汁の“ちょぼ”は‘おちょぼ口’から由来しており
おちょぼ口の可愛らしい子になりますようにと云われております
具材のささぎ豆は古い血を下す作用があり、産後の母体をきれいにしてくれるという意味で
ずいきはミネラルや食物繊維など栄養価が高く、里芋の葉柄のように
親芋から子芋へと受け継がれるように子孫繁栄の願いが込められているそうです
そして、身内が健やかな成長を願いながら丸めるお団子には
お乳がよく出るようにという意味合いと根拠が込められております
南あわじでは地元の郷土料理を伝えていく意味で、学校給食にもたまに登場するこのちょぼ汁
鰹出汁にお味噌、ささぎの煮汁を合わせたお味噌汁の類ですが
地域によって味付けが異なるのも面白く、砂糖を加えて甘みを持たせるところもあります
なので、作ってきたものを出してもらってもいいですか?という問い合わせもちょくちょくあります
それはもちろん!本来はこれからの健やかな成長を願いながら身内が作るものなので
そこんところはご遠慮なく言ってきてくださいね