淡路島の一期幾会(旅館若潮ブログ)

活魚料理旅館 若潮 で日々のお仕事を通じて”淡路島の魅力”を伝えていきます

生産者と我々を繋ぐ自信と誇りを持つ方々のお話

2009-11-19 21:46:26 | 旅館のお仕事
本日は午前中、幼馴染の同業仲間のじゅんべーさん と南あわじ市出身で今は大阪でイタリアンのお店(sfida)のシェフをしておられる真野さん の三人で徳島へ・・・。

普段は我々は信頼ある魚屋さんや八百屋さんが吟味した素材を仕入れてますが

実際、これからの冬の素材が居並ぶ場を見る事もまた勉強です。


・・というわけで、早朝訪れたのは徳島中央卸売市場です。


漁師さんや生産農家さんと、我々お料理を提供する者の間にあるストーリーを実感してきました。








市場独特の雰囲気として感じるのは、Business to Businessといった単純な関係ではなく

信頼と誇り、人情が複雑に絡み合う Man to Man の商売のやりとりをひしひしと感じます。

そんな温かくもおり時には張り詰めたような空気を背に受けながらひたすら食い入るように見てはメモの連続でした。



さて、その次はこの徳島発の注目の牛肉があるということで同行させていただきました。

天恵牧場(あまえぼくじょう)で大事に育てられています阿波赤牛【すだち牛】です!

まず、驚かされたのは厩舎が物凄く清潔に保たれ、心地よい音楽が流れていることでした。

コチラのすだち牛はご覧の通りおとなしい顔立ちそのものにリラックスした雰囲気で飼育されており

与えられる肥料には、その名の通り100%の徳島名産のスダチ果汁を配合した

安全で安心な飼料を与えられています。

このスダチ果汁にはビタミンCによる健康増進だけでなく、肉質の高品質化や夏場の飼い食いの落ちを

解消させる効果もあり天恵牧場さんの品質のこだわりを感じさせていただきました。

そのこだわりや試みは必見です!→→→天恵牧場さんのホームページへ


その熱い思いや徹底された管理体制をお忙しいのにも関わらず丁寧に説明していただけました。

新しいブランドが世に名を知らしめるにはやはり、それなりのワケ(理由)があることを感じさせられた牧場体験でした。


この後、スダチ牛を取り扱うマルナカ食品さんをご紹介いただき精肉の現場を見学させていただきました。

ここにも肉職人たちの過酷な低温作業場で食肉を小売りするのに適当な量及び形状に切り分ける作業が行われていました。

ここにも垣間見ることの出来る職人さんの自信と誇りがありました。


食を司る末端の人間として今日の経験や体験を生かして今後の料理提供に生かすことの意義を感じた、そんな一日でした。


関係者のみなさん、本日はお忙しいところありがとうございました。






今日も読んでくれてありがとうございます。

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コメント (6)
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