たとえばぼくが死んだら
たとえば ぼくがが死んだら
そっと忘れてほしい
淋しい時は ぼくの好きな
菜の花畑で 泣いてくれ
たとえば 眠れぬ夜は
暗い海辺の窓から
ぼくの名前を 風にのせて
そっと呼んでくれ
たとえば 雨にうたれて
杏子の花が散っている
故郷をすてたぼくが 上着の
衿をたてて歩いてる
たとえば マッチをすっては
悲しみをもやす
このぼくの 涙もろい
想いは何だろう
たとえば 死んだら
そっと忘れてほしい
淋しい時は ぼくの好きな
菜の花畑で 泣いてくれ
そっと忘れてほしい
淋しい時は ぼくの好きな
菜の花畑で 泣いてくれ
たとえば 眠れぬ夜は
暗い海辺の窓から
ぼくの名前を 風にのせて
そっと呼んでくれ
たとえば 雨にうたれて
杏子の花が散っている
故郷をすてたぼくが 上着の
衿をたてて歩いてる
たとえば マッチをすっては
悲しみをもやす
このぼくの 涙もろい
想いは何だろう
たとえば 死んだら
そっと忘れてほしい
淋しい時は ぼくの好きな
菜の花畑で 泣いてくれ
1890年代の西部。
西部開拓も一段落して新時代の波が現れ始めた頃、名を馳せた荒くれ者ブッチ・キャシディ (ポール・ニューマン)とザ・サンダンス・キッド (ロバート・レッドフォード)は家畜を盗み銀行強盗を繰り返す二人組であった。
ブッチは頭が良く機転の利く男で、いずれは金銀錫など鉱物資源に恵まれた南米ボリビアへ行く夢を描いていた。
サンダンスは美男で名うての早撃ちであった。
別の二人組ニュースとハーヴェイの誘いで、ユニオン・パシフィック鉄道の列車から大金をせしめた。
そして近くの町へ向かい、サンダンスは学校の教師をしているエッタ・プレイス (キャサリン・ロス)に会いに行き、二人はエッタとのつかの間の平和な日々を過ごす。
ブッチはエッタと当時の新しい発明品であった自転車で遊ぶ。
やがてブッチとサンダンスが再び列車強盗をすると鉄道会社はついに、最強の刺客ピンカートン探偵社を雇う。
何とか逃げ切ることに成功する二人だったが、刺客たちは追撃の手を緩めることはなく、ひたすら彼らを猛追する。
ブッチは決意してサンダンスとスペイン語が達者なエッタと一緒にニューヨークを経て南米ボリビアを目指した。
しかしボリビアはブッチが考えたほど裕福な国ではなく、貧しい国であった。
二人は不慣れなスペイン語をエッタに教わりながら銀行強盗を重ねていくうちに、すっかりボリビアでも有名になってしまったのだが、やがて足を洗い錫鉱山のマネージャーのパーシー・ギャリスに雇われて給料袋のガードマンとなった。
ところが給料袋を運んでいる時に山賊に奪われてギャリスは殺されてしまう。
二人は山賊を襲い給料袋を取り返した。
その後二人はエッタに牧場経営を勧められたがブッチもサンダンスも気乗りはせず、エッタは途中で別の道を歩む決心をし、アメリカに戻ってしまう。
二人は元の強盗を働くお尋ね者になっていた。
アルパコ鉱山の給料袋を奪い、近くの村の宿屋で食事をしていた。
宿屋の少年はラバにアルパコ鉱山の焼き印を発見。警察に通報し、やがて駆けつけた警察隊の射撃にブッチとサンダンスは追い詰められてしまう。
絶望的な状況の中、それでも「次はオーストラリアに行こう」などと軽口を叩き合い、二人は銃を構えて飛び出す。
その姿のストップモーションに、警官隊の「撃て!」の号令と嵐のような銃声が重なり、物語は幕を閉じる。
『明日に向って撃て!』、1969年のアメリカ映画です。
破壊を予感しながらも、社会の枠に収まり切れない逃亡生活は、「反体制」的な生き方に憧れる人々の心をロマンチックに体現させたのでしょうか、大人気を博しました。
あれから半世紀越え、死語になりつつ「反体制」、「挫折」、「総括」、「ナンセンス」。
再び復活しそうな来年です。
西部開拓も一段落して新時代の波が現れ始めた頃、名を馳せた荒くれ者ブッチ・キャシディ (ポール・ニューマン)とザ・サンダンス・キッド (ロバート・レッドフォード)は家畜を盗み銀行強盗を繰り返す二人組であった。
ブッチは頭が良く機転の利く男で、いずれは金銀錫など鉱物資源に恵まれた南米ボリビアへ行く夢を描いていた。
サンダンスは美男で名うての早撃ちであった。
別の二人組ニュースとハーヴェイの誘いで、ユニオン・パシフィック鉄道の列車から大金をせしめた。
そして近くの町へ向かい、サンダンスは学校の教師をしているエッタ・プレイス (キャサリン・ロス)に会いに行き、二人はエッタとのつかの間の平和な日々を過ごす。
ブッチはエッタと当時の新しい発明品であった自転車で遊ぶ。
やがてブッチとサンダンスが再び列車強盗をすると鉄道会社はついに、最強の刺客ピンカートン探偵社を雇う。
何とか逃げ切ることに成功する二人だったが、刺客たちは追撃の手を緩めることはなく、ひたすら彼らを猛追する。
ブッチは決意してサンダンスとスペイン語が達者なエッタと一緒にニューヨークを経て南米ボリビアを目指した。
しかしボリビアはブッチが考えたほど裕福な国ではなく、貧しい国であった。
二人は不慣れなスペイン語をエッタに教わりながら銀行強盗を重ねていくうちに、すっかりボリビアでも有名になってしまったのだが、やがて足を洗い錫鉱山のマネージャーのパーシー・ギャリスに雇われて給料袋のガードマンとなった。
ところが給料袋を運んでいる時に山賊に奪われてギャリスは殺されてしまう。
二人は山賊を襲い給料袋を取り返した。
その後二人はエッタに牧場経営を勧められたがブッチもサンダンスも気乗りはせず、エッタは途中で別の道を歩む決心をし、アメリカに戻ってしまう。
二人は元の強盗を働くお尋ね者になっていた。
アルパコ鉱山の給料袋を奪い、近くの村の宿屋で食事をしていた。
宿屋の少年はラバにアルパコ鉱山の焼き印を発見。警察に通報し、やがて駆けつけた警察隊の射撃にブッチとサンダンスは追い詰められてしまう。
絶望的な状況の中、それでも「次はオーストラリアに行こう」などと軽口を叩き合い、二人は銃を構えて飛び出す。
その姿のストップモーションに、警官隊の「撃て!」の号令と嵐のような銃声が重なり、物語は幕を閉じる。
『明日に向って撃て!』、1969年のアメリカ映画です。
破壊を予感しながらも、社会の枠に収まり切れない逃亡生活は、「反体制」的な生き方に憧れる人々の心をロマンチックに体現させたのでしょうか、大人気を博しました。
あれから半世紀越え、死語になりつつ「反体制」、「挫折」、「総括」、「ナンセンス」。
再び復活しそうな来年です。