2024-07-28 09:46:48 | 五輪真弓
五輪真弓 



高層ビルの群れが
砂漠の中の蜃気楼に見える
都会の朝
がらんとした空にひびきわたる鳥の声
忘れられた静けさが 今よみがえる
空 空 おまえが生きている
こんな日は 心も澄む
空 空 夢はまだ失くさないさ

雨があがった路 水たまりには
ゆれる街路樹よ 都会の朝
ぽつんとひとつぶ 名残り惜しむしずく
眠っていたざわめきが
今目をさます
空 空 おまえが生きている
こんな日は 心も澄む
 空 空 愛はまだこの胸に 





「女心」とかけて、「秋の空」、と解きます。

その心は、どちらも、移り変わりやすいものです。

いわゆる、なぞかけ風に言えば、こんな感じになるのでしょうか。

しかし、「女心と秋の空 」という言い方は、いつもよく聞きますから、なぞといってもこのなぞは、あまた多くの名探偵が興味を示すことも、

耳目を集めるほどの目新しさもありません。

ところで、「女心と秋の空」という言い方は、いつもよく聞きますが、実はこの言い方は、男尊女卑の思想が強かった明治時代以前には、

「男心と秋の空」といったそうです。

浮気は男の甲斐性なんて言葉が生きていた時代、あるいはもっと遡って通い婚なんて習俗があった時代には、変わりやすいのは男心というのも

うなづけるのかもしれません。

いずれにしろ、「女心と秋の空」であれ、「男心と秋の空」であれ、「女心」と「男心」は変わっても、「秋の空」の方については、変わらないのは、

「秋の空」が、やはり変わりやすいということが、いつまでも変わらないからということでしょうか、ややこしいけど。(笑)

ともかく、秋の季節は、「秋晴れ」とか、「天高く」とか、晴天のイメージがありますが、気象学的には、日本の上空を低気圧と高気圧が交互に通る時季のために、

秋の空が変わりやすいというのは事実ですよね。

もっとも、今の時代は「人の心と秋の空」かも知れません。(笑)

















































































































































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