花かげ

2023-10-26 21:15:38 | 童謡・唱歌
山崎ハコ



十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま
くるまにゆられて ゆきました

十五夜お月さま 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと
お別れおしんで 泣きました

十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま
わたしはひとりに なりました




「花嫁」と言えばはしだのりひことクライマックス、「花嫁は 夜汽車に乗って とついでゆくの~・・・・・」。

歌が流行った1970年(昭和45年)当時の女性が、結婚する平均年齢は、24歳でした。

すなわち、結婚適齢期というもので、これを過ぎると、25日には半額になるクリスマスケーキに例えられたりもしました。(笑)

これは失礼かな、クリスマスケーキに。(笑)

それから四半世紀(25年)以上を経た2016年(平成28年)、女性の平均結婚年齢は、29.4歳になっています。

同様に、男性は、31.1歳にまで上昇しています。

いわゆる、晩婚化現象といわれるものなんですが、平均寿命の伸びによるライフステージの変化や、高学歴化、女性の社会参加、

あるいは価値観の多様化などにより、ある程度、結婚する平均年齢が伸びるのは、やむを得ないところがあります。

かっても、独身主義という言葉がありましたが、しかし、最近は男女を問わず結婚しないという人が増えています。

いわゆる未婚から非婚へというトレンドです。

50歳時の未婚率である生涯未婚率で比べて見ると、1970年当時、1.7%だったものが、2015年には、18%を超えるまでに上昇しています。

現在の若年層の意識をみる限りさらに高まる可能性がありますよね。

従来の婚姻形態にとらわれない、未婚、非婚という選択肢を個人が取るのは自由です.

しかし、それが婚姻にともなう制約や責任を安易に逃れるものであっては、家族を基礎にした、これまでの社会が成り立たなくなるおそれがあります。

いずれにしろ、「花嫁」という初々しく可憐で、どことなく凛々しくて厳粛な言葉は何時までも残したいものです。






























































































































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