ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

よみがえりの旅

2014-11-18 22:35:20 | 日記

 日曜日から2泊3日でよみがえりの旅に出かけました。

 

 もともとはトワイライトエクスプレスが来春でおしまいになるというので、夏の初めに夫が申し込んでいたもので、電車好きの息子と夫が行くのかと思っていたら、日、月、火の日程で息子は学校が休めないらしく、私が行くことになったのでした。 気軽に申し込んだものの、請求がきてびっくり。夫は二人分の金額と思っていたらそれは一人分だったのです。 まぁ、今年は記念の年だし、銀婚記念旅行ということで、多少贅沢してもいいかぁと思ってふたりで出かけることになりました。

 

 よくルートも確認せずに出かけたのでしたが、夕方に大阪駅を出発して湖東を通って敦賀へ行き、湖西を通って(琵琶湖を一周するわけです)、翌朝新宮へ。熊野古道など世界遺産を巡って、那智の滝を見学、勝浦で1泊。3日目は三重、奈良、和歌山の県境の瀞峡をジェット船で遡り、熊野本宮へお参りして白浜から「くろしお」に乗って新大阪駅解散。という旅でした。

 

 ツアー旅行というのはあまりしたことがなかったけれど、なんにも考えなくてもいいので楽ちんでした。 行く先々でお昼ご飯がでてくるし、集合時間さえ覚えておけば連れて行ってもらえるし。考えなくてもいいのがなによりありがたかったです。

 

 トワイライトの夕食のときに相席になったご夫婦がとてもすてきな方たちで、3日間、いろんなシーンでお世話になりました。 ホテルでの朝食のときも一番眺めのいい海の見える席へ「ここへどうぞ」と呼んでくださったり、集合写真のときも「いっしょに座りましょう」といって、誘ってくださったり。 お互いにお土産とかお風呂とか情報交換もできてとても楽しかったのです。

 

 帰ってきたらまた日常だけれど、たまにはこういうのもいいなと思いました。

 

 熊野本宮は「よみがえりの地」なのだそうです。 今度はまたゆっくり行ってみたいです。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風は止まろうとしている

2014-11-15 23:23:03 | 日記

 きのうは仕事のあとに神楽岡歌会。きょうは10時から塔事務所で企画会議、午後は旧月歌会、そのあとは編集部の飲み会、というスケジュールでした。

 

 今週にはいって風邪ぎみで、そのうえ仕事がどんどんハードになってきているので、金曜日は無理かなぁと思っていたけれど、午後は体力を残すくらいのエネルギーで仕事が終えられたので、がんばっていきました。 やっぱり行くと、なんというか、「歌が好き」なひとの渦の中に放り込まれる感じで、すごく厳しいことを言われたり、誰かが言われている場面に出くわすのですが、それを含めて

楽しいです。 きょうの企画会議、旧月歌会も、こんなにお天気がよくて行楽日和だというのに、朝から集まって歌や塔の話をしている人たち・・と思うと、「神聖な」というか「かけがえのない」というか、窓から直線的に私の右頬を照らす光にあたりながらそんな気がしました。 もちろん、少しずついろんなものが変わっていくけれど、「飲み会」でみんなと話をしていて、「これまでの固定観念的なものは捨てて、新しく変わっていくプロセスを体感できること」をむしろ楽しむべきかもしれない、と思いました。

 

 昔はよかった、というのは、年老いたもののいうセリフ。

 

 たぶん、それは昔の環境のほうがよかった、というのではなく、昔の中にいる自分がよかったと思うのでしょう。 

 

 ♪ 夏は冬に憧れて冬は夏に帰りたい あの頃のこと今では すてきに見える (by オフコース)

 

 なんですね。 先週、私の歌集のなかにさだまさしの「檸檬」が入っていることに気づいてくれた人がいて(これで二人目)、ちょっとびっくりしたんですが、それ以来、You Tubeで昔の歌を聴いたりしています。 ユーミンの

 

 ♪ 昔気づかなかった リフレインが悲しげに叫んでる  

 

という感じで、自分がリアルタイムで聴いていたころはまったく気づかなかった言葉が沁みてきます。 

 

きのうの神楽岡でも「さだまさしは嫌だ」という人がいたんだけれど、確かに説教っぽい歌もあるけど、いやに沁みるフレーズがあったりします。 失恋の歌が多くて、昔は「好きな人と別れる」というふうにとらえていたのに、いま聞くと、別に「好きな人」だけじゃなくて、いろんな「別れ」に共通する思いだなと思います。

 

今週の火曜日くらいから聴いている「最終案内」という歌のなかに、

 

 ♪ あのころは 止まれとさえ祈った時間を

   知らず知らうのうちに 君はもてあましている

   手荷物は ベルトコンベヤーに流れて

   思っていたより確かに 風は止まろうとしている

 

というフレーズがあって、ああ、別れというものは、思っていたより確かにふと隣に立っていたりするんだなと思いました。

 

両親がお墓を買ったり、お葬式の準備セミナーに出かけたりするようすを見ていると、これは私の人生なの? と思ってしまいます。 

 

きょう、旧月歌会に出した歌は

 

 ・もうひとつの家族と長く暮らしたりアップライトピアノのむこうとこちら

 

 ピアノのむこうには小さい指の息子とか、妹とした連弾とか、すぐ手の届きそうな過去がいつもあるのに。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

存在意義

2014-11-13 23:53:21 | 日記

 きのう、今月はじめに提出した書類の一次検査が終わって「課題リスト」が返ってきました。 課題は10件。 重要度別に「低」が8、「中」が1、「高」が1。

 

 「高」はこのままではお金がおりない。 でも、これは私では手に負えないからコーディネーターのHさんが書類をお金がでるような形に補修してくださったので、なんとかクリアできそうです。あとの9件は私の担当で、「低」の7件は各関係者の捺印をもらうとか、担当者に確認するだけでいいので、「お願い」しておけばなんとかなります。 きょう出勤したら2件から回答があって、みなさんすごく忙しいのにありがたいなぁと思いました。

 

 問題はあとの「中」の1件。 私が作った書類と添付物の整合性がなく、提出した金額の一部をこちら側で負担ということになるかもしれない、と言われました。確かに「参考」程度のつもりで付けたものを細かくチェックしていなかったのは私のミス。 そんなところまで見られるのだなぁ。 「規程」に書いていない、ということが「課題」になった理由でした。

 

 きのう帰宅してからも、かなり気になっていました。 そもそも私の仕事は請求金額を全額受け取れるようにすることなのに、それが一部でも通らなかったら、会社にとって「要らない」ことになります。きょう主任にそのことを話すと「責任持ってやってくださってるんですねぇ。家に帰ってまで考えてはるなんて」といわれたけれど、派遣社員を長くやってきたので、つねに自分がその会社になにを求められているかとか、ここまではやらないと雇われている意味がないと考えます。 それは臨時職員の立場であっても私のなかでは変わりません。

 

 きのうの帰り際にいろんな書類を読み直して、思いついたことがありました。 別の「規約」に小さく、「使えるかもしれない」一文があったのでした。

 

 今朝、主任に「「中」の課題はできそうですか」と訊かれて、「この文を見つけたんですけど、これを外に出すことが認めてもらえたらなんとかなるように思うんですけど」というと、主任が部長につないでくれました。 気持ちを落ち着けて、提出先の担当者に電話で問い合わせると、「いいでしょう。その規約の該当箇所が確認できたら全額支払います」 という答え。

 

 やったー! 主任も「すごい! やりましたね!」と喜んでくれました。 たまにヒットを打たないと自分でもつらいから。

 

 仕事をもらえる、ということに対しても最近は謙虚になってきました。 もうちょっとがんばってみようと思います。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会費通知その後

2014-11-12 21:25:22 | 日記

 引き続き、帰宅後1時間半は会費問い合わせ対応の時間となっています。

 

 きのう、会計管理の会社から「藤田千鶴さんのお名前で振り込んでいる方が同じ日に2回ありました」という連絡があって、確かに1つは私だけれど、もう1つは別人。 たまになぜか私の名前で振り込んで来られる人があり、そういうときは振込用紙の日付スタンプの郵便局名から推理していきます。

 

 振り込まれた金額で検索すると該当者は38人。そのなかで、郵便局名に近い住所の人を探して電話をかけてゆきました。

 

 「夜分にすみません。つかぬことをお伺いしますが、、こういう事情で人をさがしています」 という感じです。 中には外出していた奥さんに連絡して携帯からかけなおしてくださる方もありました。そしてついに。電話をかけて6件目。

 

 「はい。藤田千鶴さんのお名前を書きました」

 「!!! 次回からはご自分のお名前を書いてくださいね」

 

 あ~よかった。 あとは現金で送金してもいいかという問い合わせに丁重にお断りしました。 事故があったら自分で責任は持つから、、ということでした。 会員が少なかったときはそういうこともあったかもしれないけれど、私がOKすると、これから先の担当者も受けなければならなくなります。 親切でやろうと思えばやれるけれど、私の親切があとの人の負担になると申し訳ないので、心を鬼にして事情を書きました。

 

 このあと3枚葉書を書いて、夕ご飯です。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

諦めること、開き直ること

2014-11-11 21:03:07 | 日記

 きょうは小さな小さな『白へ』を読む会がありました。参加者は私を含めて5人。ランチを食べながらお店でそれぞれが選んできてくれた3首と童話のなかのワンフレーズを順に紹介するという方式です。みなさん、とても奥深いところまで読んでくださっていて、ぽろっと涙がこぼれる場面もありました。

 

 この会はかなりラフな会で、同年代ということもあり、遠慮のない意見がきけるのがいいところです。

 

 会が始まるまえの雑談も楽しいし、いろいろためになることも多いです。 きょうの共通の話題は「わすれやすい」ということについて。 

 

 「わすれっぽくなったら、どうしたらもとにもどりますか」

 「もどらないねぇ」

 

 私も会社や「塔」の仕事をしていても、なにか壁とかミスとかに遭遇したとき、なんとかして次はミスしないよう気を付けようとか思っていたのに、最近は謝ってばかりの自分に落ち込んで、「もう無理だわ」という思いがよぎります。

 

 Y主任に指摘をうけながら、心のなかで「もうできません、やめますっていってこのまま帰ろう」と考えます。 だいたい、こんなややこしい仕事を臨時職員にやらせてるってどういうこと?みたいな逆切れモードになるのです。 テレビの仕事、ラジオの仕事、新聞広告。つぎつぎ人と会わないといけないし、企画だって「見てもらえましたか」と催促されます。でもY主任はどんなに忙しくても冷静に仕事をこなしているんだなぁ。 正社員だからとかいうまえに、人間としてすごいなぁと思い、そういうひとが近くにいればなおさら自分の未熟さが浮き彫りになってどーんと落ち込むのでした。

 

 そして、「長くてもあと一年半だから、それまでは学費を稼ぐために続けるんだ」と自分に言い聞かせて耐えます。

 

 諦めと開き直りがはやくなったら要注意。 きょうみんなの暮らしぶりをきいていて、ほんとうはもう少しやれるのにさっさと諦めているのかもしれないな、と思いました。 

 

 写真は従妹のゆうこちゃんがこのあいだの女子会のプレゼント交換でくれたフレデリックのお人形ときょういただいたお花。 『フレデリック』は大好きな絵本です。 ふだんは役にたたないように見えるのに、みんながピンチになったとき、あたためていた言葉の力でみんなを救うのです。 そういうひとになれたらいいな。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする