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いつでも君のこと好きだったよ

月と六百円 釈迢空『海やまのあひだ』

2016-10-05 23:11:49 | 日記

 きょうは月と六百円の会の日。

 

 心に余裕がないのか、迢空の歌がまったく入ってこなくて、数ページで挫折。 でも、もしかしたら、この会を機に何か見つかるかも、と思って参加しました。


 ・ちぎりあれや 山路のを草莢さきて、種とばすときに 来あふものかも


 この歌は確かにいいなと思いました。 約束していたみたいに、山道の草の莢をさいて種をとばすときに出会うものなんだなぁ、というような意味でしょうか。


 句読点や一字あけを多用する歌のスタイル。 一方的に「こう読め」と押し付けられているようで、短歌を読む喜びとか楽しみを読者に残しておいてくれない人だなぁと思っていたのですが、みなさんの意見をきいているうちに、結構おもしろいところもあるのかな、と思えてきました。


 で、みんなえらいなぁ、と自分の根気のなさに落ち込んだりしていました。 だけど、この歌集に惚れ込んで、みんなに良さを伝えたい、という感じではなかったので、やっぱり歌集を選ぶときは、誰かが、どうしてもこの歌集を読んでほしい、良さをわかってほしい、というようなのがいいなと思いました。ちょっと不完全燃焼。


 きのうの高安醇さんの作品のように目の前にしたときに心を鷲掴みにされるようなものが、やはり私は好きなんだな、と思いました。



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