ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

植物力

2015-05-05 22:19:18 | 日記

 きょうは予定のない休日でした。

 

 9時に息子が家を出たあと、植物のチェックです。 カナブンはもう朝食もすませたあとのようで、いませんでした。 ぎざぎざになった花を摘み、長く伸びたハゴロモジャスミンの蔓を切り、ゼラニウムの黄色くなった葉を取り、ビオラの鉢を整理し、クローバーを抜きました。

 

 朝起きたときは、もうきょうはだめだめだ~と思ってそのまままたお布団の中へ戻りたくなるのですが、フルーツ(きょうは清見オレンジとチェリーと林檎)を食べ、服を着て、化粧をして(日焼け止めをばっちり塗り)、帽子を被って、植物に向き合っていると、だんだん身体が目覚めていくのがわかります。

 

 エネルギーがほしいときは、手袋をしません。

 

 ひんやりとしたクローバーの茎。 ハゴロモジャスミンの若いつやつやの蔓。 ゼラニウムのがさがさの葉。 そういう肌触りを指の先やてのひらでひとつひとつ確かめているうちに、人間になる前の植物に近いものになって、パワーがみなぎってくるのです。

 

 ハナミズキの花がたくさんガレージに散らばっていたので、それを掃き、ついでにとなりとの境界あたりの草を引き、そのつづきで、前の溝や電柱のまわりまで草を引き、スーパーの袋がいっぱいになりました。

 

 植物好きの近所のひとが、「この花なんていうの?」とか「ジャスミン、いいにおいやねえ」と話しかけてくれて、私はこのあいだ教えてもらったばかりの名前を当然のように

 

 「赤花夕化粧です」 と答えるのでした。 「へぇ、すてきな名前。 この花にぴったりやね。 長い茎の揺れてる感じがまたいいねぇ」 と褒めてくれました。

 

 また、別の人が通りかかり、「これ、ハゴロモジャスミンでしょう? たくさん咲きましたね」と言ってくれました。 はじめて会った人。 その人が去ったあと、ハゴロモジャスミンの枯れた花をとりながら、「たかちゃん、また褒められたよ」 と小さい声でこの花を贈ってくれた友達にお礼をいいました。

 

 家の前の道路と壁のコンクリートの隙間から、いろんな植物が生えてきています。 

 

 「これは、なんやろねぇ」 「これはきっと野葡萄よ、青いきれいな実のなる」 とか言いながら散歩のついでに話していく人もいます。 

 

 「きれいな実がなればいいなぁ」と私がいうと、「もしかしたら違うかもしれへんから、期待せんと育てて」と笑っていきました。

 

 そうそう。 期待せずにさりげなく水をやっていると、ある日びっくりするようなきれいな花を咲かせたりすることがあるのです。 期待せず、というところが大事です。

 

 12時になって、そろそろ家に入ろうとすると、玄関脇の地味な鉢に名前はわすれたけれど、小さい朝顔のような藤色の花がひとつ咲いているのを見つけました。 冬越ししたんだね、えらいねぇ、と褒めておきました。 あしたには3つくらい咲かせているかもしれません。

 

 すっかり外がきれいになったので、お昼ご飯はうどんを食べに行き、午後はリビングの片付けをしました。 年明けからのもろもろを整理し、すっきりしたので、家計簿をつけました。 夜の7時半くらいにイズミヤへ行き、このあいだの甥の結婚式の写真の注文をして、買い物をして帰りました。 私にしてはパワー切れにならずにきょうはがんばれました。(昼寝なし!)

 

 やっぱり朝の植物のパワーのおかげかなと思います。

 

 

 

 

コメント
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