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神楽岡歌会100回記念誌批評会&岡井隆『銀色の馬の鬣』ミニ批評会

2015-05-04 23:33:53 | 日記

 きょうは神楽岡歌会100回記念誌の批評会でした。

 

 12時前に京都駅に着いて、母の日のプレゼントを選び、カードを買い、シールやレターセットを買いました。 行くたびに新しいのに変わっていて、伊勢丹の文具売り場は飽きません。 そこで時間を費やし過ぎたので、急いでバスの定期売場で3ケ月定期を買い、会場のメルパルク京都へ向かいました。

 

 会場前のロビーにはすでに何人か来ておられて、岡井さんもすぐに来られました。

 

 記念誌の批評会の前に、1時間ほどの時間で岡井さんの最新歌集『銀色の馬の鬣』のミニ批評会がありました。 


 大森さんと阿波野くんが基調発表をして、ふたりとも堂々として、しかもきちんと読み込んできていました。 そのあと、会場の人たちも次々と意見を述べていき、岡井さんの表情も柔らかになっていって、満足そうでした。 


 2時過ぎから参加者23名の連作を6ブロックに分けて読んでいきました。 あらかじめ担当が決まっていて、ブロックごとに担当者が批評し、そのあと司会者がランダムにあてていくという方式。


 私は今回は担当者しかあたらないものだと思っていたので、気楽に参加したのでしたが、いきなり当たって、ちょっとおどおどしましたが、好きな歌の多いブロックだったので、なんとか発言できました。3ブロックを終えたところで休憩。 美砂子さんの差し入れの桜アンパンを食べてくつろいだあと、残りの3ブロックへ。

 

 1ブロックが終わるごとに、岡井さんも短い評をくださるのですが、評以外にもいろんなお話をされて、とても興味深かったです。 オノマトペ、比喩、老い。 深く頷いたり、そういうものなのかと想像したり、とても静かに話されるのですが、ひとつひとつに説得力があり、きょうは来ていただけてよかったなぁと思いました。

 

 私の連作は後半の2ブロックめで、担当者は魚村さん。 私がいちばん気持ち悪いと思って歌にしたものに時間をかけて批評してくださいました。

 

 ・岩に夥しい手、手、手は生えて逃げ場所がないおびただしい手

 

 これは、前に置いた歌から「手」は「カメノテ」であり、そのカメノテをネットで検索したそうです。 気持ち悪いでしょ・・・ ユーモアと恐怖が表現されているということでした。

 

 ・浜辺には手花火のあと残りいて平たい波の終わりは静か

 

 連作の最後の1首にも触れて、景が良く見えて、波の終わりの静けさがよくわかる、という評をいただきました。

 

 批評会のあと、記念写真を撮り、懇親会へ。 となりの席の三潴さんが「葉ね文庫」という本屋さんでおすすめ本として『白へ』にメッセージ着きで売られている様子を写真で見せてくれて、感激しました。 近いうちに行ってみたいと思います。 「けっこう売れているそうですよ」 「ほんと?!」 ぜひ、行ってみます。

 

 二次会はちょっと大人ふうのお店へ。 はじめはカクテルの薄いのを作ってもらいましたが、やっぱりソフトドリンクのほうがいいなと思って、そのあと桃のジュースを2杯飲みました。とてもおいしいジュースでした。 歌の話もあっちこっちから遠くへ近くへ飛び交い、楽しく聞いているうちに、すぐに帰りの時間になってしまいました。 

 

 みなさん、おつかれさまでした。 企画してくださった方、ありがとうございました。

コメント
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