先日、数十種類のパンフレット類が並べられているコーナーがあるのだが、何気なく見ているとどこかで聞いたようなキャッチのチラシが目に付いた。
「社会人として大切なことは みんなディズニーランドで教わった」
チラシを見ると、市民交流プラザで講演があったようだが、残念ながら日付は過ぎていた。
たまたま未整理で残っていたチラシだったようだ。
どこでこのキャッチを聞いていたのか思い出せない。
何年も前に聞いたように思うが、気になってしょうがない。(2002年刊だった)
ネットで探してみると「マッセOSAKA」というサイトに講演内容がそのままPDFで載せられていた。
「社会人として大切なことは みんなディズニーランドで教わった」香取貴信
彼がたまたま入ったディズニーランドのバイトで教えら学んだこと、スタッフの教育について細かく語られていた。
ちょっと心が痛かったのが、初心を忘れるなというくだり・・・
最後に出る「加賀屋克美」という同僚の話もすごい。
スプラッシュマウンテンおたくの加賀谷氏がアルバイトを皮切りに、外国人スタッフから英語を独自の手法で学び、単身アメリカに渡って同じスプラッシュオタク友人と知り合う。
日本に帰って、自分のスキルアップのために数種類の関係する業種に飛び込みキャリアを積む。
最後は本場アメリカのディズニーで日本人初のスプラッシュマウンテン担当者になる。
全て彼独特の体当たりの飛び込み手法で、必要なスキルを得られそうな会社に次々と潜り込む。
まさに本が一冊書けるような生き方。(実際に書いている)
大学を出て企業に就職をしてそれで終わってしまう生き方をする人間には理解できない情熱と生き方だ。
「人を新鮮に保つのは、いつも情熱を傾けられることを傍らに持つことだ」と香取氏が語っていたが、まさにそれを実行した人物だ。
素晴らしい。