「タイヤ水平台」と呼称
車の水平出しのための作業手順
車体の水平基準につかえる部位が判らないために駐車位置のタイヤが接する地面(4点)の水平を取る。
以降はここへ駐車すれば完全水平が得られるので車載家具等を作成する場合に利用できる。
ただし、車内荷重のバランスやタイヤ空気圧については水平利用時に事前調整が重要
完成後に「ここに水平儀を乗せれば完全水平が判るポイント」を車内で探しておく。
【駐車場所の現状】
1 アスファルト舗装後30年で露天部分はかなり劣化しているが、ターゲット位置はカーポートがあるため劣化は少な目
2 アスファルトの下は土であるが花崗岩礫がある程度含まれており、これに当たると穴が掘れない
という問題がある。
【用意すべきもの】
1 中型ツルハシ、バール、ハンマー
2 水を入れた透明パイプ(水盛管)
3 コンクリート板4枚(浅い穴のためブロックはダメ)
4 乾いた砂と突き固めるためのハンマーと材木など
5 水盛管の固定用の台(ジャッキ2基)
【手順】
1 車のタイヤ位置を決定する(通常駐車位置から少しずらしておくと良い)
2 コンクリ板サイズ+αの穴を掘る
3 穴に砂を入れて叩いて均し固める
4 ジャッキに固定した水盛管で同一水準面になるまで砂の厚さを調整する
5 コンクリ板を設置し最終調整
6 車を乗せて加圧し台を安定させる
7 安定したらコンクリ板周囲にバラスを入れて固定化
【水平情報の記録】
車内に水平のマークを付け、水糸などで簡易に水平が特定できるマーカーを付ける。
1 車両最後部のステップに水糸を張った金属片を刺し
2 運転席・助手席足部のプラスチックに水糸を留める仕組みを数か所作る。
床から1m程度の位置にも4箇所に同じような仕組みを作成する。
3 最後部と運転席位置で水糸を張れば水平が出る。