酒と薔薇の日々(その2)

好きなことだけ求めて生きるアスペ気味のINTJ人

九州北西部の旅(5/9):平戸から西海へ

2022年10月27日 22時48分19秒 | 旅行

昨晩泊まった道の駅の隣りの丘の上にある「博物館 島の館」へ。
クジラ漁の歴史展示もキリシタン資料も充実していてなんと無料、パワースポットですね!

超充実していたので、9時半に入館 12時まで中にいました。

無料で運営できるのは、多分クジラ漁の団体あたりが資金提供してるんだろうなぁなどと思いつつ。

江戸時代の漁の様子を迫力のジオラマと音声で説明してくれます。

これは江戸時代の捕鯨浜のジオラマ

近代に入って、キャッチャー船搭載の銃

鯨の髭、我が家にも1枚あります。
「雄飛極南」と文字が入った捕鯨船の絵が書かれているもの。
爺さんと親父が日魯漁業の捕鯨船で終戦後南氷洋に行ってました。
捕鯨は日本の食糧難を救う希望の星だったようです。解体中の写真も多く残っている。
昭和30年代小学校の給食にもクジラの竜田揚げ出てたし、家でも食べてたな。

二階に上がるとキリシタンの資料があります。

後で分かるのだが、ここの資料はかなりの充実っぷりです。

十字架など

殉教し聖地とされる中江ノ島と信者たち

当時の禁教御触書

潜伏キリシタンの部屋を移築した資料

「お掛け絵」

いやホント、非常に充実しています。

その後、山の中腹にある「山田カトリック教会」へ

現役の教会です。

庭には殉教記念碑

庭の中

続けて殉教地「ガスパル様」へ向かう。
道中、キリスト教関連施設にもマリア像

ガスパル様の隣には立派な日本式の墓もしっかりあるのだ。
妙な違和感を覚えてしまったが、この地区の人全員がキリスト教信者ではない。

ガスパル様の殉教碑

ガスパル西玄可が慶長14年に殉教した場所

沖を見ると殉教地「中江ノ島」が見える。

-------------------

生月島を出て南下、平戸島の西海岸の春日集落に向かう。

隠れキリシタンの地「春日集落」。千枚田と言うがなんかイメージが違うなぁ

案内所でガイドさんから千枚田の話とか”隠れ”キリシタンの話、現在の宗教情勢などを聞くことができた。
禁教が解けた後でもカトリックに戻らず独自のキリシタンを続けた人々を「隠れ・・」と言うらしい。
カミングアウトしたほうが「潜伏・・」である。
春日地区の人は「隠れ・・」であるそうだ。
だけど現在では、結局仏教に戻る家も多いそうだ。

更に南下、平戸市切支丹資料館とおろく人様へ

案内看板

悲しい歴史ですね。
この隣が平戸市切支丹資料館なんだが、ちょっと悲しい展示内容で写真取るのも忘れてしまうほど。
かなり遠いので行くのはちょっとな、と思います。
ここで本日打ち止め。

-----------

一気に南下することにした。
食いそびれた佐世保バーガーよ、さようなら(泣)

お世話になったスーパー「エレノ」で晩飯を購入し駐車場で食す。

19時ハウステンボスの湯に入る。
事前のイメージの割には何かしょぼかったな。

ハウステンボスはまた次回に行くカモ
キリシタンはちょっとゲップが出そうなので、風呂を出てからも天草方面へ距離を伸ばした。約90km

結局泊まったのは道の駅「さいかい」21時過ぎにトウチャコ

向こうに見えるのは新潟方面から車泊で来た夫婦の車
旦那さん一杯機嫌で話がハズみました。農閑期に入ったので旅に出たとか。
「長崎ハウステンボス」なので、長崎だと思ってここらへんまで来たらしい。けっこう適当ですなw
奥さんいわく「外国の人かと思った・・・」なんでそう見えたのかなぁ?

この記事についてブログを書く
« 九州北西部の旅(4/9):平戸へ | トップ | 九州北西部の旅(6/9):鍾乳... »