熟成コンテが好きで、いつも冷蔵庫に入っています。
コンテはフランスで最も親しまれているチーズ、生産量もフランス1でAOPの20%以上をしめています。
スイスとの国境近く、アルプスにほど近いジュラ山脈一帯のフランシュ・コンテ地方は冬は寒さが厳しく、しいて言えば北海道のような環境です。
熟成士によって丹精込めて作られており、添加物は一切使わず、水分を抜くハードタイプなので旨味が凝縮しています。
45種あるフランス産AOP(原産地故障保護)チーズの1つです。
ワインの勉強を少しかじると、テロワール(土壌・その土地の気候)について勉強しますが、チーズもその土地土地が反映された美味しさを個々に醸しだすもの、個性が表れます。
牛が食べる草や干し草など、時期によっても風味や色が変わる、これはバターも同じですね。
若いコンテは調理にも向いていますが、私は結晶化したシャリシャリ感や、芳醇で凝縮した風味が好きなので、熟成期間が長いものを選んで果物などとそのまま楽しんでいます。
合わせるワインは同郷のサバニャンで作られる黄ワイン「ヴァン・ジョーヌ」とのマリアージュを1度お試し頂きたいです。
ナッツやハニーの華やかな香りのワインや、樽が効いたシャルドネ、濃密な香りの貴腐ワインもいい、もちろんシャンパーニュもお勧めです。
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