Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

上海の人気観光地「豫園」

2014-04-10 13:13:44 | 旅行
上海で最も中国らしさが残ると言われる上海きっての名園の「豫園/ヨーエン」を短時間で巡った。(入園料30元)

1559年から紆余曲折の経緯を経て現在に至っているが、人気抜群の名園は健在だ。
中国人や台湾人の観光客で賑わっていたが、日本からの観光客とは出会わなかった。

                    
繊細な彫刻で装飾された入り口の門の前には列ができていた。

門をくぐると、江澤民の銘が刻まれた巨石が、ドンと座っていた。
            
1999年に訪れた時の書で、えらい人は一般的に上海と書かずに、なぜか海上と逆に書くの
だそうだ。

広い園内では、幾つもの昔からの中国建築の美しさを堪能でき、独特で美麗な屋根のカーブが趣深い。
調度品・家具・瓦・入り口のこま犬に似た彫刻群なども見応えがある。
どれも高度で鮮微で巧みな技が感じとれて心うたれ、中国人に特有な美意識の一端がうか
がえる。

万花楼」という楼閣の1階の四隅にある美しい透かし窓(壁)は見事だ。

       

豫園で一番の見どころは「おう穴岩」と白っぽくて穴のある「太湖石」と称する奇岩だ。

                   
ここの目玉の岩は、銘石「玉玲瓏/ギョクレイロウ」で、72個の穴がある巨岩が堂々と鎮座している。
 
                
旭川市の神居古潭でみることができる「おう穴岩」と同じ種類だ。

     
そこら中にある無数の奇岩を自然の姿を無視して、不規則に積み上げたて迷路のような組み合わせを主とする庭園ともいえる。

 

 
           
その奇岩と池と建物の調和でできているが、正直なところ個人の印象では、その調和の良さを理解するのは困難だ。

上海市の花「白木蓮」が開花する時期なので、庭園に映える美しい木蓮の花が、誇らしげに咲く光景に遭遇した。

  
上海市の樹も「白木蓮」なのは、花が終わった後でも、緑が美しい木となるからなのだそうだ。

世界中には、いろんな庭園があて、芝生・広場・並木・木立・噴水・ベンチなどがあるが、この豫園は得意な庭園だと思った。

 

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