旭川市のヒラマ画廊で、PRINT WORKS 2015展が始まった。
DM記載出品者の一部に不出品があるが、会場には28点が展示されている他、フレームなしのマット付きの小品が多数陳列されている。
萩原常良作品「Memories of lakeside」木版 23×36cm
現代版画は、版種や版式を峻別することが困難なくらい多様になり、素材も混合されているので、鑑賞の楽しみが増してきた。
今回も、主に旭川市地域の版画作家と版画をたしなむ造形作家が、木版・シルクスクリーン・ドライポイント・エッチング・リトグラフなどの技法で巧みに表現し、表現の幅が広がり多様化が進んいることが理解出来る。
作者それぞれの感性と版による独自の作風を楽しむことが出来るが、これまでの一般的な版画の概念を超えた鑑賞の仕方が求められる。
版を用いてそれぞれ特徴有る過程を経て創られるのだが、何を使いどんな方法で創ったかに関心が向く傾向が普通だが、何を表現しようとしているのかの観点で展示作品に向き合う鑑賞で、版画芸術に親しむことを薦めたい。
PRINT WORKS 2015展は、2月9日まで(10:00~18:00 最終日16:00まで)
感動しました。
思わずシートの版画買わせて
頂きました。