Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

今どきの子供の写生をなげく   

2007-07-27 22:10:59 | インポート
旭川市の常盤公園に写生場所の選定に行ってみました。

10数人の大人が、奥の蓮池付近の木陰でで写生をしていました。

公民館のサークル活動でしたが、ありふれた光景なのに、風景になじんで、新鮮に見えました。

夏休みに入ったためか、小中学生も数多くあちこちで風景写生をするいい眺めにも出会いました。日中30℃を越える気温の中でも熱心だなぁと関心し、親子の写生風景もいいものだといい気分でした。

しかし、ここで意外なことに気付き驚きながら、時間を費やしました。

近寄って見ると、親付きの小学生の殆どがキャンプ用の椅子・テーブルを持ち込んで、過剰な大人の管理・指導に足が止まったのです。

いちいち、指で色を塗る場所を指示し、空はこれ、水はこれ、と混色も指示し自ら加筆し、子供の考える心や工夫する力を削ぐ行為を平気でしているのです。

子供もいちいち「どうするのー」と指示待ちで、主体性はありません。それも殆ど全部がそうなのには、あきれました。

宿題のノルマをこなす手助けと思う親心は理解できますが、絵を描くことを通して子供を育てる写生のことが理解されていません。

もっとあきれたのは、一人で描いている子の多くは、子供がプリントしたはずのない対象の風景写真を幾枚か画板に置き、景色を前にその写真を主に見て描いている予想外の写生方法でした。

それに又、携帯電話で写して、その画像を見て描いているの子もいます。

ここに写生による教育作用はあるのでしょうか。もしも、この現象が、学校教育でも行われ、今どき当たり前のことだとすれば、なげかわしいことです。