goo blog サービス終了のお知らせ 

Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

サンギナリアの旅

2014-04-24 23:54:38 | 自然の恵み
一段と融雪が進んだ。
庭の花たちが咲き出す時期にも、自然の恵みを感じる。

最高気温18℃になって、あちこちに花の芽が地面に現れ出した。
日陰にサンギナリアSanguinaria canadensisが、地味な頭を見せ始めるのは平年並みだが、10m以上離れている明るい壁の近くには、すでに開花しているのを発見した。

   
庭からはみ出した場所で、2本の水道管が交差している隙間を選んだサンギナリア

小さな種がこぼれ落ちるのは花の下だから、どのようにしてここにたどり着いたのだろうか。
サンギナリアの種の旅に、植物の繁殖力のすごさを見た。

やがて、茎の下部に巻き付いたような葉が大きくなり、白い花を抱きかかえるようになると、いっそう存在感を保持するようになる。

日陰に30株ほどのサンギナリアを育てているので、日当りのいい場所では、こんなに早く開花するものかと初めて知った。


春に咲くのにクリスマスローズ

2014-04-23 23:14:30 | 自然の恵み
畑の雪が’殆ど消えたが、まだ残雪がある今日は、朝の気温が1℃から14℃までに上昇した。

日向ぼっこには、もってこいの気候に誘われて、最盛期が過ぎた花たちに面会した。

花畑の最初に土が見える頃、残雪の隙間からスノードロップやクリスマスローズの姿が見えていたが、忙しさにまぎれて、早春の花たちを眺める機会を逸していたので「遅くなってごめんなさい」と声を掛けたい気分だ。

           
   
          福寿草

 
   スノードロップ        クロッカス          
クリスマスの時期ではないのに、クリスマスローズが春に咲くのは普通なのだそうだが、わけがありそうだ。

クリスマスの時期に咲く品種のヘレボルス・ニゲルHelleborus nigerだけをクリスマスローズと呼称し市販で出回っている別種もクリスマスローズと呼ばれているようだ。

    
      オリエンタリス系
    
      レンテンローズ Lenten hellebore
恥じらっているように下向きで、地上15cmくらいの位置だから撮影は難しい。

早春期にクリスマスローズが雪の下でも元気だからか、和名で「雪起こし」と呼ばれているそうで、花言葉は「慰め」。
これから、一斉に咲き出す花たちと出会えるのが楽しみだ。

ツララに注意

2014-03-08 19:29:44 | 自然の恵み
春なのにまたまた雪が降り続いている。
春に近いと、ツララができやすいので、長短のツララで遊んだのは、子どもの頃だ。
これもまた、自然の恵みであり気温の低い地域だからこその楽しみがあったのだ。
今は、家の造り方が進歩したので、屋根に暖気が伝わりづらくなったので、ツララのできる家は殆んど見ることはない。

先日、巨大なツララが出来た建物を見てギョッとなった。
今どき珍しい光景だった。




昔、国鉄の機関車を整備する建物だったから、天井はそのままなのかもしれない。

今の時期は、朝夜と日中の気温差があって、ツララの成長が早いので、落雪だけでなくツララの落下にも注意が必要だ。


屋根無し雪の自然造形美術館

2014-02-04 22:56:40 | 自然の恵み
旭川は、降り続いた雪がこの3日間の小雪で、除雪作業がひと休みだ。

吹雪やたっぷり雪が降り重なった後に、又ふんわりと降った深雪でできた雪面が美しい。
大袈裟なのかもしれないが、それらは自然の造形美だと感じている。

その趣を積雪期に見ることが出来る自然の恵みが有り難い。
無料の広大な屋根無しの自然造形美術館のようだ。
 
 

 

 
   
こんな曲雪面芸術作品は、そこら中に存在するので、それらに何の興味を感じなければ、唯の雪景色だが、その多様な曲雪面芸術鑑賞が楽しい。

2月1日には、吹雪とドカ雪でこの美しい曲面が部分的にリセットされた。
深雪で埋まった玄関から生活道路までは、雪はね用具(ジョンバーと呼んだ時代もあった)の幅だけ狭く開けた。

           
その狭い路の脇に、吹雪でできた雪の造形を発見し注目した。

       

     
こんな粘性状態で形成される雪の造形を見るのは初めてで、これも又、興味のそそる自然の造形美だ。
どんな形成過程で出来上がったのだろうか、不思議でたまらない。

雪を邪魔扱いしないで、この形状を発想源のひとつに加える機会になるから、降雪も吹雪もプラスにとらえることができる。
雪の造形として気付くのは、心の置き所にあるので常に心も眼も広げておくよう心掛けたい。

今日は、昨日の高温から急激に冷えたため、東京に雪が降ったのでニュースになっている。
旭川の明朝はー20℃だと報じている。
朝日が輝とダイヤモンドダストに出会えるかもしれない。

屋根の雪おろし

2013-12-30 22:31:54 | 自然の恵み
広い北海道全域の気象を、一つにまとめて伝えるのは無理がある。
北海道が吹雪と大雪だと報道されたので、ついに歳末のドカ雪が到来かと覚悟していたが、降雪こそあったが比較的穏やかだった。

旭川地方の場合は、低温の日が続いてしばらく降雪がなかったので、かなりの積雪があったもののドカ雪というレベルの降り方ではなかった。

とは言っても、屋根に積もった雪をおろさなくてはならない積雪量なのだ。
小雪が止んで、-1℃くらいの穏やかな天候になったのをねらって、雪降ろし作業を始めた。
屋根に登ってみると、予想以上の積雪量だった。

根雪になってから荒れた日が少なかったので、順調に降り積もった等質の雪が堅くなり、ブロックにして屋根上を移動させることができた。
この状態では作業がやり易いのだ。
       
     
降ろした雪を通路をふさぐので、今度はそれらを除ける作業が付随してるから、
早く終わるはずが、1時間近くかかった。
終了後に汗がどっと出て、やったーと達成感があり、程よい運動にもなった。

こんな作業は当たり前なので、特記するほどの話題ではないのだが、鼻水と咳で悩まされていた風邪がやや治まった時だけに、気になっていた作業が年内に終わったことの安堵感で快い気分だった。

平年だと年内に2度は屋根の雪を降ろさなくてはならないが、今季の積雪量は年末になってもこの程度の少なさなので、有り難い事に1度で済みそうだ。

          
日没の時刻頃に作業が終わったので、南寄りの空の雲が夕日に映えて特に美しく見えた。
明朝の予想気温は- 6℃で最高でも- 3℃くらいのようだから、降雪の少ない大晦日になって年越しができそうだ。