という本が Duden から出ています。最初のスイス留学の時、ベルンの街中にある本屋で買い求めました。
このたび(と言っても、帰国してから早や2年になろうとしていますが)のチューリヒ滞在にあたっても持参しようと思っていたら、どこに行ったかわからなくなってしまい、結局持っていけずじまいでした。まぁ向こうで買い直せばいいか、と考えていたのですが、なんと絶版になっているようで、Amazon でも手に入らず、入手できないままだったのです。
それが、今日大学の研究室で何気なく本棚を眺めていたら、そこにちゃんとあるではありませんか。びっくりしたの、嬉しかったの、連絡の途絶えていた旧友に再会したかのような気分です。
この本、スイス独自の語法や単語、発音などを解説してくれている上に、辞書としても用いることのできる、何とも便利な1冊です。たとえば、
Stange, die: schmales, hohes, leicht konisches 3dl fassendes Glas mit Fuss, in dem Spezial- (im Ggs. zu Lager-) Bier servierd wird.
シュタンゲと言えば、3デシリットルのグラスに入ったビールを指すことは、経験から知っていましたが、こうしてちゃんと説明がされています。
ほかにも、pressiert sein は「急いでいる」(in Eile sein)の意味だとか、Es gibt...(~がある)の代わりに Es hat と言うとか、Ich habe kalt (warm). なんて言い方もちゃんと載っています。ミルクをたくさん入れたコーヒーを Schale と呼ぶなんてのも、この本の説明を見て納得したのを思い出します。ミグロ・レストランでこの表示を初めて見たときは意味がわからなかったのですが。
Wie sagt man in der Schweiz? (Duden Taschenbücher)
Mannheim/Wien/Zürich: Dudenverlag, 1989.
このたび(と言っても、帰国してから早や2年になろうとしていますが)のチューリヒ滞在にあたっても持参しようと思っていたら、どこに行ったかわからなくなってしまい、結局持っていけずじまいでした。まぁ向こうで買い直せばいいか、と考えていたのですが、なんと絶版になっているようで、Amazon でも手に入らず、入手できないままだったのです。
それが、今日大学の研究室で何気なく本棚を眺めていたら、そこにちゃんとあるではありませんか。びっくりしたの、嬉しかったの、連絡の途絶えていた旧友に再会したかのような気分です。
この本、スイス独自の語法や単語、発音などを解説してくれている上に、辞書としても用いることのできる、何とも便利な1冊です。たとえば、
Stange, die: schmales, hohes, leicht konisches 3dl fassendes Glas mit Fuss, in dem Spezial- (im Ggs. zu Lager-) Bier servierd wird.
シュタンゲと言えば、3デシリットルのグラスに入ったビールを指すことは、経験から知っていましたが、こうしてちゃんと説明がされています。
ほかにも、pressiert sein は「急いでいる」(in Eile sein)の意味だとか、Es gibt...(~がある)の代わりに Es hat と言うとか、Ich habe kalt (warm). なんて言い方もちゃんと載っています。ミルクをたくさん入れたコーヒーを Schale と呼ぶなんてのも、この本の説明を見て納得したのを思い出します。ミグロ・レストランでこの表示を初めて見たときは意味がわからなかったのですが。
Wie sagt man in der Schweiz? (Duden Taschenbücher)
Mannheim/Wien/Zürich: Dudenverlag, 1989.
改めてこのエントリ記事を読み直して:
Stange にそんな意味があるなんて、ふつうにドイツ語やってたら思いつかないな。昔、ドイツではいつも、Eine Stange Marlboro, bitte. とかタバコ屋で注文していた(言い間違えて Eine Menge と言ったこともある)。
pressiert は、フランス語のêtre pressé から来ているんだろうからすぐに分かりそう。Es hat もラテン語系の言語によくある表現ですよね。
「シンドラーのリフト」の話ですが、
あれ、「シンドラー」って名乗ってますけど、ドイツ語読みだったら「シントラー」じゃないんですかね。多国籍(?)企業の常で、英語読みしてるんでしょうか。
スイス人の教授に同名の知り合いがいるんだけど、気持ち良くないだろうな、というのは思い過ごしかな。
Ars-Edition のは、僕の手持ちを tsujigaku さんがコピーしていたのではなかったっけ?
ところで、あのエレベーター会社、ドイツ語系の名前だなと思ったらスイスの会社ですね。スイスネタですよ。楽しくないけど。
忘れられたブログにお相手をいただき感謝でございます。
僕も向こうでは結構、この手の本の収集に努めたつもりで、その本もどこかにあると思うんだけど…。今手元で見つかったのは、
Peter Schneider, Gopfridstutz! Deutsch - Schwyzertütsch, Frankfurt a.M.: Eichborn Verlag, 2.Aufl., 1991.
Arthur Baur, Schweizerdeutsch - woher und wohin?, Zürich: Verlag Hans Rohr, 1990.
の2冊です。前者は、スイス・ドイツ語について多少の説明をした後、特徴的な用語を例示しています。後者はスイス・ドイツ語についてのまじめな解説本。
チューリヒにいた時も、街の本屋でいろいろ見つけたので買い漁ろうかなと思ったんですが、その道の専門家なわけでもないしな、と思って止めました。聖書学よりずっと面白そうだけど。堂々とスイスに行きまくれるしね。
J?rg Bleiker "Schwyzertuetsch" Muenchen: Ars-Ed., 1991
3-7607-4564-4
でしょう…ってamazon.de見たらこれも現在品切れだあ。
Duden Taschenbuecher シリーズは、スイス語でなくとも手ごろで使いやすい、よい参考書がそろっていたのですが、今は品切れ・絶版が多いみたいで残念ですね。
思い出したように時々ちょこっと更新する、亀よりのろい歩みのブログにコメントいただけて感謝。スイスネタが見つかったときだけ更新することにしてまして。
ほかにも、「アクティブ」というほどのページはなくて、本や論文が出たときだけ更新するHPがある程度です。mikisukeさまはもうご存知のはず。あれですよ。
日本人聖書研究会でのご奉仕、大変ですね。私もチューリヒで似たようなことをやっておりましたので、よくわかります。私の場合は半年だけでしたが。
残り少ないドイツ生活、ぜひぜひ満喫なさってくださいな。楽しいお土産話を学会の折にでもうかがえると嬉しいです。
ミュンヘン日本人聖書研究会の準備のために日本語の参考書(?)を読んでいたら、tsujigakuさまご執筆の部分もあり、【ハッ、このような先生がわたくしのブログを訪ねてくださっていたのか・・・】と改めてビックリしました。