コルマールの町に入ったときはすでに暗くなっていましたが、下調べのおかげで今回は道に迷うこともなく(失敗は、ホテルの前を通り過ぎてしまった程度)、目指すホテルに着きました。
お宿はホテル「ボーセジュール」。旧市街まで歩いて10分足らずのところにあるこのホテルは、(前々回の終りにちょっと書いたように)美味しいレストランを併設しているホテルのしるしである「ロジ・ド・フランス」連盟のかまどマーク3つがついています。かまど3つは「とても美味でおすすめ。ホテルとしても快適」を表すそうで、かまどが2つだと「まぁまぁおすすめで快適」、1つだと「まぁおすすめ」だそうな。夕食つきで予約していた我々の期待は高まります。
夕食まで2時間ほどあったので、旧市街のクリスマス市を見物に行くことに。夜のクリスマス市は、寒い中にもほのぼのとした雰囲気、ヴァン・ショー(ドイツで言うグリューヴァイン)の匂いが立ち込めて、なんともいい感じです。心がホッと休まるような気分になりながら、いくつかの広場に分かれて開かれているクリスマス市を回りました。
チューリヒのクリスマス市では、グリューヴァインの他に、プンチと呼ばれる(パンチのことでしょう)、ホットオレンジのような飲み物を売っていますが、フランスに来ると、ショコラ・ショー(ホットココア)がそれに代わるようです。
途中で道に迷ったりしながら、2時間ほどの散歩を終えた我々はホテルに戻り、いざ夕食へと向かいました。ストラスブールで勢いがついていたので、今日はどんな料理なのかと楽しみにしていたわけです。
ところが、なんとも拍子抜けというか、逆にホッとしたというか、そんなにビックリするような料理は一切出てこなかったのです。
前菜とメインを2品からチョイス、それにチーズとデザートがつくというコースでした。前菜に僕はキノコのクリームスープ(セップ茸入り)、妻は前菜盛り合わせ(アボガドと小エビのカクテル、生ハム、それともう1品が思い出せない)。メインは僕が(なんと)ハムのステーキ、妻が白身魚のクリームソースがけでした。まさかハムのステーキが出てくるとは思いませんでしたが(フランス語のメニューだったので、油断して適当にしか見ていなかった)、意外においしく感じたのは、前日の豪華絢爛ランチで胃が疲れていたせいだったのかもしれません。胃が休まるコースだった、ということになります。
我々のテーブルが写真撮影をしにくい場所だったのと、撮るまでもないような中身だったこともあり、ここでは料理の写真を一切撮っていません。しかし、味は決して悪くなく、ここに泊まって夕食をとりながら、アルザスワインを飲むことはお勧めです。またコルマールに来る機会があればここに泊まりたいと思います。給仕のお姉さんは、日本に友だちがいるとかで、簡単な日本語を話してくれました。単語を並べる程度とはいえ、それだけですごく親切な印象を与えてくれます。
ホテルの部屋は狭めで、我々の4人部屋はメゾネットになっていましたが、その階段が急なこと。子どもが夜中に寝ぼけて落ちでもしたら大変なので、大人が2階に寝ることに(大人が寝ぼけないという保証はないにもかかわらず)。入口近くにはミニキッチンもついており、どうやらコンドミニアムだったようです。(かまど3つのホテルで自炊というのももったいない気がしますが。)テレビも設置されていましたが、なぜかどのチャンネルも映らない。テレビの天気予報で翌日の天気や気温を確かめたかったのですが、フロントに言って直させるのも面倒なので(どうせほとんどの番組は見たって理解できないか、面白くないし、天気なら新聞でもわかる)、そのまま放っておきました。
不思議なことに気がついたのですが、ストラスブールのホテルでも、なぜかここのホテルでも、シャワーカーテンなるものがない。ホテルが2つ星だからそうなのか、あるいはフランスではシャワーカーテンをホテルにあまりつけないのか、いずれにせよ、シャワーが浴びにくい、と文句を言っていた我々は、次の目的地ボーヌのホテルで、シャワーカーテンをめぐる疑問をさらに深めることになったのです。(続く)
お宿はホテル「ボーセジュール」。旧市街まで歩いて10分足らずのところにあるこのホテルは、(前々回の終りにちょっと書いたように)美味しいレストランを併設しているホテルのしるしである「ロジ・ド・フランス」連盟のかまどマーク3つがついています。かまど3つは「とても美味でおすすめ。ホテルとしても快適」を表すそうで、かまどが2つだと「まぁまぁおすすめで快適」、1つだと「まぁおすすめ」だそうな。夕食つきで予約していた我々の期待は高まります。
夕食まで2時間ほどあったので、旧市街のクリスマス市を見物に行くことに。夜のクリスマス市は、寒い中にもほのぼのとした雰囲気、ヴァン・ショー(ドイツで言うグリューヴァイン)の匂いが立ち込めて、なんともいい感じです。心がホッと休まるような気分になりながら、いくつかの広場に分かれて開かれているクリスマス市を回りました。
チューリヒのクリスマス市では、グリューヴァインの他に、プンチと呼ばれる(パンチのことでしょう)、ホットオレンジのような飲み物を売っていますが、フランスに来ると、ショコラ・ショー(ホットココア)がそれに代わるようです。
途中で道に迷ったりしながら、2時間ほどの散歩を終えた我々はホテルに戻り、いざ夕食へと向かいました。ストラスブールで勢いがついていたので、今日はどんな料理なのかと楽しみにしていたわけです。
ところが、なんとも拍子抜けというか、逆にホッとしたというか、そんなにビックリするような料理は一切出てこなかったのです。
前菜とメインを2品からチョイス、それにチーズとデザートがつくというコースでした。前菜に僕はキノコのクリームスープ(セップ茸入り)、妻は前菜盛り合わせ(アボガドと小エビのカクテル、生ハム、それともう1品が思い出せない)。メインは僕が(なんと)ハムのステーキ、妻が白身魚のクリームソースがけでした。まさかハムのステーキが出てくるとは思いませんでしたが(フランス語のメニューだったので、油断して適当にしか見ていなかった)、意外においしく感じたのは、前日の豪華絢爛ランチで胃が疲れていたせいだったのかもしれません。胃が休まるコースだった、ということになります。
我々のテーブルが写真撮影をしにくい場所だったのと、撮るまでもないような中身だったこともあり、ここでは料理の写真を一切撮っていません。しかし、味は決して悪くなく、ここに泊まって夕食をとりながら、アルザスワインを飲むことはお勧めです。またコルマールに来る機会があればここに泊まりたいと思います。給仕のお姉さんは、日本に友だちがいるとかで、簡単な日本語を話してくれました。単語を並べる程度とはいえ、それだけですごく親切な印象を与えてくれます。
ホテルの部屋は狭めで、我々の4人部屋はメゾネットになっていましたが、その階段が急なこと。子どもが夜中に寝ぼけて落ちでもしたら大変なので、大人が2階に寝ることに(大人が寝ぼけないという保証はないにもかかわらず)。入口近くにはミニキッチンもついており、どうやらコンドミニアムだったようです。(かまど3つのホテルで自炊というのももったいない気がしますが。)テレビも設置されていましたが、なぜかどのチャンネルも映らない。テレビの天気予報で翌日の天気や気温を確かめたかったのですが、フロントに言って直させるのも面倒なので(どうせほとんどの番組は見たって理解できないか、面白くないし、天気なら新聞でもわかる)、そのまま放っておきました。
不思議なことに気がついたのですが、ストラスブールのホテルでも、なぜかここのホテルでも、シャワーカーテンなるものがない。ホテルが2つ星だからそうなのか、あるいはフランスではシャワーカーテンをホテルにあまりつけないのか、いずれにせよ、シャワーが浴びにくい、と文句を言っていた我々は、次の目的地ボーヌのホテルで、シャワーカーテンをめぐる疑問をさらに深めることになったのです。(続く)
ホテルもエレベーターはすぐ壊れるし、(別に申し訳なさそうでもない)日本は親切ですよね。
コルマールの古い町並みも興味深々です。
次も楽しみです~♪
今日は家が片付かないまま帰省するはめになりました。
年明けに帰ったときがちょっと怖いです。
久しぶりに家でゆっくり過ごせそうです。テストの勉強もしないといけないんですが、(故意に?)勉強道具を全て置いてきてしまいました。あわただしい新年になりそうな予感がします。
今日うちに母が来たので、辻先生のこのブログやHPを見せちゃいました。
先生にお会いしたのは、先生が22,3歳ぐらいの時ですよね。「辻先生立派になられたのねぇ~」と母は申しておりました(笑)
続けてご覧いただきありがとうございます。
> yaco さん
フランスのシャワーカーテンは、上等なホテルになるほどついているというのが実際のようです。しかし、「完全」な形でついているものがなぜか見当たらない。
ボーヌの4つ星ホテルも、調度品が傷んでいて、子どもが軽い傷を負ったなんてことがありました。2つ星クラスなら、何らかの「欠け」は珍しくないです。「サービス」の概念がやはり違うのかと改めて思いました。
> 名無しの商学部製 どの
かびついたシャワーカーテン、気持ち悪いですねぇ。
換気はきちんとしましょうね。
テストは学生にとって「最後の審判」。真剣に準備してください。いつまでも学校に残る権利(義務か?)を得ないように、ね。
> せいたろ どの
ブログの宣伝までしていただき感謝。しかも、私が名乗っていない実名まで毎度書いていただいて。まぁtsujigakuじゃ、ほかの苗字を想像しろって方が無理でしょうけどね。お母様にくれぐれもよろしく。「立派」にはなっておりませんが。