雲龍図鍔 (鍔の歴史)
雲龍図鐔 長陽萩茂常造
茂常は岡本藤左衛門家の六代目で幕末頃に活躍。この鐔は、次に紹介する光高にも全く同じ図があることから、同図を要求されたものか、あるいは人気高く定型化された図があったのかも知れない。激しく揺れ動くような雲に包まれた龍神の姿を高彫にし、雲を網目のように配し、地を透かし去って迫力ある画面を創出している。上質の赤銅地に鏨を強く切り込み、龍神の厳しい表情を浮かび上がらせている。82ミリ。
雲龍図鐔 長州萩住光高作
透かしに違いはあるも、総体は同じ構成である。素材は鉄地に高彫で目玉のみ金布目象嵌。鉄という硬い素材を用いている故か、手足の先端が細く引き締まった描写。半ば開いた口の表情も迫力ある。目玉が暗雲の中で光っているようにも見える。78.5ミリ。
雲龍図鐔 長陽萩茂常造
茂常は岡本藤左衛門家の六代目で幕末頃に活躍。この鐔は、次に紹介する光高にも全く同じ図があることから、同図を要求されたものか、あるいは人気高く定型化された図があったのかも知れない。激しく揺れ動くような雲に包まれた龍神の姿を高彫にし、雲を網目のように配し、地を透かし去って迫力ある画面を創出している。上質の赤銅地に鏨を強く切り込み、龍神の厳しい表情を浮かび上がらせている。82ミリ。
雲龍図鐔 長州萩住光高作
透かしに違いはあるも、総体は同じ構成である。素材は鉄地に高彫で目玉のみ金布目象嵌。鉄という硬い素材を用いている故か、手足の先端が細く引き締まった描写。半ば開いた口の表情も迫力ある。目玉が暗雲の中で光っているようにも見える。78.5ミリ。