稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

「風立ちぬ」のジレンマ

2015年03月06日 | 日々
 テレビで宮崎さんの「風立ちぬ」(2013)をみた。

 堀越二郎の少年期から優秀な戦闘機をつくるまでの半生を描いた作品だ。

        

 ただ、ぼくはこの映画をみる前から、宮崎さんの思いに疑問があった。
 宮崎さんはこの優秀な戦闘機開発者の何を語りたかったのか?と。

 映画のラストでは優秀な戦闘機が完成する。
 が、この優秀度はかなり控え目に描かれているようにみえる。

 堀越の設計した戦闘機の優秀さを最初に実証したのは、初陣で中国の戦闘機を大量に撃墜したことだったはずだ。
 が、そこまで描いてしまうと堀越を大陸への侵略加担者として描くことになってしまう。

 宮崎さんには、技術者としての堀越を讃えながらも、戦争は賛美したくないというジレンマがあったのではないか。

 この作品をみて感じる中途半端さはそこにあるのでは?

 堀越という人、もともと純粋の技術者だったようだ。

 堀越が少年期から描いていた空への憧れ。
 彼が別の時代に生まれておれば、もっと違ったものになっていたと思うのだが、どうだろう。
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南紀のアマゴだより

2015年03月03日 | トラウト
 釣友 寺島さんからの便りが届いた。

 さすが1日はあの雨、やはり行かなかったようだ。

 昨日は日置川で18cmまでを9匹。
 今日は古座川で19cmまでを14匹というから好調な出だし。

      

 しかも寺島さん、知らぬ間にフライ・フィッシャーと化している。

 聞くと、オフの間に必死でその道の先輩方に教えを乞うたらしい。
 さすが、何でもその道を究める人だ。

 日置川で水温9℃、古座川で11℃というから高い。

 京都上桂川、賀茂川の各水系の解禁は8日(日)。
 美山川は21日(土)となっている。

 もっともルアーへの反応はさらに遅れるが。

       

 それよりも、ぼくには腰痛が不安。
 いつもならすぐ治るが、昨年末から今にかけ、調子が悪い。

 年齢相応なのかそれとも積み重なる無理がたたったか?

 あわてず待ちたいところ。
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