稲村亭日乗

京都の渓流を中心にルアーでトラウトを釣り歩いています

白川郷から白骨温泉へ

2015年02月02日 | 
 白川郷

 大牧温泉を出て岐阜県白川村 白川郷へ。

 バスを降りて庄川を渡る。

    

 川は緑色で水量も多く、大物がひそんでいそうな雰囲気。

    

 川底の石がすけてみえる。
 思わず長竿でミノーを泳がせてみたい!と思ってしまう。

 さて、白川郷。

 写真や映像で見た風景を初めて眼前にする。
 頑丈で重量感のある家並。

     

 合掌造りの一軒におじゃました。

 中ではいろりに火が入っている。
 煙突はなく、くべられたマキの煙が家中に漂う。
 この煙が虫除けになって家を守るのだという。

     

 天井を見上げるとアカマツの大木を使ったはり。
 その重厚さに圧倒されてしまう。

 2階に上がって古民具を見せていただいた。

 ぼくがいちばん気に入ったのはこれ。

     

 ネコが入る「ネコつぶら」。

 いろりを焚いても寒い山国。
 ネコはこの中に敷かれたワラの上で寝たそうだ。

 それにしても寒い。
 昔はいっぱい着込んでの暮らしだったのだろうか。
 

 このあと、高台に移動。

 白川郷全景が見える。

     

 庄川の力強い流れ。
 広葉樹を主にした自然林の山々。
 その恵みを受けながらの暮らし。

 日本の原風景というのはこういうものをさすのだろう。
 まさに絶景。

 白骨温泉

 白濁した温泉として名高い白骨温泉。
 かなり以前、この温泉に憧れ、何度か予約を試みたがいつも満室だった。

 その後、2004年の入浴剤事件でがっかり。
 憧れは萎えてしまっていた。
 そういうわけで、今回初めての訪問。

 バスは狭い山道を通って白骨温泉(松本市安曇)に着いた。

 バスを降りるとあたりには温泉の香り。
 ここは硫化水素泉なのだ。

 この香りがたまらない。

 それにしても刺すような冷え込み。

   

 宿泊する斉藤旅館玄関付近 軒下からの風景。

 あちこちの屋根には雪。
 積もり積もって何層にもなっている。

 早速浴場へ。

 浴槽のふちには白い模様。
 と思ったら炭酸カルシウムが固着したもの。



 湯温は40度、ゆったり体をのばせる。

 これはまさに名湯。
 
 やっぱり来てよかった!と心ゆくまで満喫。

 イワナ

 なお、夕食にはイワナの塩焼き。

 若い従業員にこのあたりの釣りについて尋ねると
「ここはイワナもいません。標高1500近くあり、水が冷たすぎるんです」
 とのこと。

 そんなに寒いのか、と驚き。
コメント
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