古座川イワナのまぼろし

　一昨年の９月、このブログで古座川イワナについて書いた。

　今年、古座川で年券を買ったときのこと。

　漁協の老組合員にイワナの話を聞いてみた。

「釣れるらしいでエ。
　ワシは若いとき、ワシの師匠について行って、コサメの釣り方を習うたもんや。
　エサ集めは、いつでもワシの役やった。
　その師匠がイワナを釣ったと言うておった。
　けど、ワシはそのイワナを見たことがないんや。
　ほかにもこのあたりで、イワナを釣ったという人の話、聞いたことはある。
　けど、イワナとコサメは姿かたちがそっくりで、見分けるのはむずかしいらしいのう。」

「いえ、そんなことはありませんよ。」

「そうかい。
　しかしイワナを釣ったというこの辺の人も、イワナがどんなんか分かったあるんかのう。」

　という話だった。

　・・・・何やら怪しげ。

　古座川のイワナ。
　ますますまぼろし。

　話変わって、先日、福井や滋賀を釣り歩く釣友 森さんからの報。
　滋賀で２７ｃｍのイワナを釣ったという（写真）。



「まだ（時季が）早い」とコメントされていた。
　かの地の水はまだ冷たそうだ。