実働は1956年から1961年迄、読売ジャイアンツに在籍した右腕投手です。公称171cm,70kgと全体的に現在の投手より小柄な投手が多い当時でも、かなり小柄な体型だったと記憶しています。何故彼を記憶しているかと言えば、多分オープン戦だったと思いますが、後楽園球場で、生まれて初めてプロ野球を見た試合が、結構乱打線になり、当然打ち込まれる投手が多かった訳ですが、その内でかなり好投したのが、木戸美獏だったと記憶しています。その前後も含め何回か、彼の投球を見ていますが、横手投げに近い投法で、決して球の速い投手ではなく、所謂技巧派投手だったのでしょう、その投球に迫力は全く感じませんでした。彼の投球を見たのは、私自身幼い時期だけの為、あまり分析は出来ませんが、通算成績を見る限り、活躍したのは1957年最高勝率で17勝を挙げた年のみであり、限られた期間だけ活躍する基本的には二流投手だったのでしょう。
通算成績 131試合 26勝15敗 防御率 3.28 246奪三振
通算成績 131試合 26勝15敗 防御率 3.28 246奪三振