深沢恵雄

1977年から1988年迄、阪神タイガース、ロッテオリオンズに在籍した右腕投手です。アンダースローの投手ですが、特徴としては、現在ロッテオリオンズの下手投げ渡辺俊介に近い、非常に低い位置から投じていました。しかし腰の捻りは不足しており、その為もあり球速、球の切れ、伸び共阪神タイガース時代は非常に不足していた感じでした。しかしその後移籍したロッテオリオンズでは、3回二桁勝利を挙げる等、ローテーション投手として活躍しました。本当に惜しい事に当時の彼を見る機会は殆どなかったのですが、稀に彼の投球を見れた時には、阪神時代より、腰の切れが遥かに良くなり、従って変化球の切れ、球速共増していた事覚えています。総体的に見た場合、彼の実力は矢張り、二流投手の範疇なのでしょう。特にこれといった決め球もなく、もう一つ特色のない投手だったのでしょう。


通算成績　　　217試合　　　51勝53敗　　　防御率　4.77 　　 494奪三振