3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

山本公士

2009-06-28 20:32:03 | Weblog
1963年に阪急ブレーブスに入団、翌1964年から1970迄実働の右投右打の外野手です。公称165cm,85kgとなっていますが、小柄な選手なので身長はともかく、体重85kgは有り得ないと思い、幾つかの資料を調べましたが、いずれもその数字でした。多分何かの間違いのまま、訂正されずにいったのでしょう。実際の彼は身長こそ低いものの、俊敏さを売り物にする選手でした。彼の名前を一躍有名にしたのは,1966年殆どの出場が代走にも関わらず盗塁王を獲得したシーズンの活躍でしょう。盗塁を非常に警戒される中での彼の走塁は、特にスタートのタイミングが巧かった記憶が残っています。当然脚も速かったのですが、もの凄い俊足と言う程のレベルではなかったと思います。当時5年連続で盗塁王に輝いていた広瀬叔功が、故障により出場試合数が少なく、28個の数字に終わっていた事にも幸いしたと思います。その後数字こそ落ちたものの、貴重な代走要員として活躍しましたが、通算1065盗塁の福本豊の台頭により、活躍の場を失い福本豊、盗塁王の年に引退しました。


通算成績    645試合   69安打   103盗塁   43盗塁死    0.212