3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

最後の300勝投手?(1)

2009-06-05 20:28:55 | Weblog
今日メジャーリーグのビッグユニットことランディジョンソンが通算300勝を達成しました。かっての恐ろしいまでの快速球は流石に影を潜め、最速でも92マイルと150kmには達していませんでしたが、まだまだ伝家の宝刀スライダーは威力を秘めていました。本当に素晴らしすぎる投手です。メジャーでは彼が最後の300勝投手になるだろうと言われているみたいです。又日本では1984年に達成した鈴木啓示以来300勝投手は出現していません。では今後300勝投手の出現はあるのでしょうか?先ず日本での可能性に就いて触れてみます。基本的に大きく変化したのは、かって300勝以上の勝星を挙げた6人の投手達と、現在の投手では全くローテーションが違う事です。現在の先発は中5日、中6日が多く、分業制が進み、先発投手がリリーフをする事はまず有り得ません。従って年間30試合強の登板数に終わる投手が多く、又昔程完投にこだわらない為、先発投手に勝敗の付かないケースも数多く見られます。その条件の内で、年間20勝以上は非常に困難な数字であり、余程安定した投球内容で味方の援護にも恵まれなければ達成出来ないかと思います。単純計算をして、その20勝が15年、少しレベルを下げても15勝が20年という事になり、300勝達成にはもの凄く投球に安定感があり、且つ味方の援護に恵まれ、更に長い間活躍出来るだけのスタミナがあり、故障も殆ど無い事が要求されると思われるので、誠に残念ながらその様な投手は、多分今後現れないかと思います。しかし強いて選べば現役投手で一番可能性があるのはダルビッシュ有と思われ、彼の更なる活躍を見て行きたく思います。