昭和43年から52年まで、阪急ブレーブス、読売ジャイアンツで活躍した右腕投手です。印象としては入団2年目に、自己最高の15勝を挙げ、阪急の優勝にもの凄く貢献した事が鮮明に残っています。非常にオーソドックスな、スリークォーターから投じるカーブと落ちる球を主な武器としていました。球速としては平均位でしょうか?良く言えばまとまりのある投手、悪く言えば個性のない投手というタイプだったと思います。矢張り球威不足の為、安定した成績を挙げる事は出来ませんでした。昭和42年のドラフトで、江夏豊獲得に失敗した阪急の外れ一位でしたが、入団発表の席で、彼は目標の投手として同一球団の豪腕米田哲也を挙げています。全くタイプの違う投手を挙げるという事は、多分同一球団ということで言わされたのだと思います。もの凄い実績の割に地味な米田哲也を目標にするという投手は、当時としても非常に稀なものでした。
通算成績 199試合 53勝27敗 防御率3.17 289奪三振
通算成績 199試合 53勝27敗 防御率3.17 289奪三振