3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

柳田利夫

2008-05-30 21:22:10 | Weblog
昭和34年から45年まで、大毎オリオンズ、読売ジャイアンツ、南海ホークスで活躍した入団3,4年間は主にショートストップ、その後外野を守った右投右打の選手です。名前とその特異な風貌から殺し屋のリュウと呼ばれていました。筋肉質な非常に引き締まった体から結構パンチ力はありました。打撃はどちらかというと球を引きつけるというより、むかえにいくタイプで、タイミングが合わない時は見事な空振りも多かったのですが、巧くタイミングの合った時は、生来のスイングスピードの速さもあり、もの凄い打球を飛ばしていた印象があります。彼には昭和35年の大毎オリオンズ優勝時の主に一番打者として活躍したイメージが非常に強いのですが、今数字を調べて見ると、如何に当時が今より投高打低とは言え、あまりいい数字を残しているとは言えません。(0.249,12本塁打、34打点)守備に関しても粗さが目立ち、折角の強肩を活かすべく外野に転向した様に記憶しています。残した数字ははっきり言ってたいしたことはありませんでしたが、その風貌とニックネームが合致していた意味で本当に忘れられない選手です。



通算成績   1031試合     630安打    0.234   68本塁打     287打点