昭和49年から62年まで、南海ホークス一筋に活躍した右投右打の遊撃手です。晩年には二塁を守る事もかなり有りました。三人共プロ入りした、定岡三兄弟の長兄にあたり、彼の最大の特長はもの凄い強肩にありました。その最大の特長を、彼はオールスターで見せてくれました。試合前のアトラクションで、遠投競争がありセパの強肩自慢の選手達が出場しましたが、記憶に間違いがなければ、定岡智秋が120mを投げ、あの強肩でなる大橋譲、山本浩二を凌ぎ優勝した事です。本当に肩は強く、しばしばショートへの深い当たりをその強肩で打者をアウトにしていました。しかし打撃には問題があり、時折長打を放つものの、粗さが目立ち安定した成績を挙げる事は出来ませんでした。結果として規定打席到達3回、自己最高打率0.257と些か寂しい成績に終わりました。三兄弟揃ってプロでは不本意な結果に終わったかと思います。
通算成績 1216試合 785安打 0.232 88本塁打 370打点
通算成績 1216試合 785安打 0.232 88本塁打 370打点