3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

昭和46年、パリーグベストナイン一塁手(1)

2012-12-13 20:39:25 | Weblog
ベストナイン、5年以上のプロ野球担当の経験のある記者によって選考される賞なのですが、かなり昔から意外と思わざるを得ないと思われる選手が選ばれたり、無効票が多い事もあり、その賞の価値に関してはかなり疑問を持ち続けていました。しかし選考された選手にとっては、その年、そのポジションのNO.1と認められた事になり、非常に誇らしい賞である事は間違いないのでしょう。今から40年以上前の昭和46年、パリーグベストナイン一塁手に誰が選ばれるかは、もの凄く興味を持っていました。当時のベストナインは日本シリーズ終了後の翌々日に発表されていましたが、最も応援したくない球団が連覇を続けている時期でもあり、半ばヤケクソ気味に早くベストナイン発表になってしまえと思った年も多くありました。その年のパリーグの一塁手の争いは二人の選手に絞られていました。0.315、41本塁打、104打点で本塁打王の大杉勝男と0.337、25本塁打、91打点で首位打者獲得の江藤慎一です。首位打者と本塁打王、どちらを記者がより評価するのか、記者の資質に疑問を持ちながらも結構興味を持っていました。