3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

昭和37年の尾崎行雄(1)

2012-12-19 12:36:11 | Weblog
昭和37年、尾崎行雄のデビューの年です。今から丁度50年前になりますが、その時の尾崎行雄、新人投手としての球の速さがもの凄く話題になりました。その後山口高志、江川卓、郭泰源等の球の速さがかなり話題になりましたが、尾崎行雄のキャンプ、オープン戦、開幕にかけての騒がれ方は、後の彼らの比ではなかった様に記憶しています。入団時から武器となる変化球を持っている投手と異なり、尾崎行雄の場合、それは全くなく、人並み外れて速い球しかないという事もあり、その球の速さへの関心がより強くなったという事はあったかと思います。尾崎行雄は12年の現役生活を送っていますが、実質活躍したのは昭和41年までの5年間、もっと言えば本当に速かったのは入団4年目の昭和40年までだったかと思います。つまり彼の異常なまでに速い球を見る事が出来て記憶に残っているのは、一番若い世代としても50代半ばに達しているかと思います。デビュー時から彼の豪速球を見れた私はある意味幸せだったと思っています。史上最速の投手は誰かと話題になる時、未だに彼の名前が必ず出ますが、入団時の彼の球がどんなものだったか、当時の記事や私の記憶を辿って書いていこうと思っています。