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日米を問わず名選手を紹介。

昭和35年のセリーグ(1)

2012-12-10 14:51:45 | Weblog
昭和35年のセリーグ、前年最下位の大洋ホエールズが大方の予想を裏切って優勝した年ですが、セ・リーグの打者の打率を除くレベルが低かった事が妙に印象に残っています。本塁打王が22本塁打、打点王が76打点、何れも阪神タイガースの藤本勝巳選手が獲得しています。前年24本塁打、81打点の成績から数字を落としてながらも、両部門共彼にとっては最初で最後のタイトルを獲得しています。打率に関しては長嶋茂雄が前年と同じ率をマークし連続の首位打者に輝いていますが、本塁打の減少がもの凄く大きく、それと比例して打点もかなり数字を落としています。本塁打16本、打点64という数字は引退の年を除きキャリアワーストとなっています。入団3年目、後に走塁面では殆ど期待出来なくなった時期と比較してまだまだ脚力もありバネも感じさせてはいましたが、急激な長打力の減少はやや気にはなりました。前年新人ながら31本塁打を放ち本塁打王に輝いた桑田武も16本塁打、67打点と同じく数字をかなり落としています。長打力減少の割合の低い選手としては森徹が挙げられますが、桑田武と同数で本塁打王になった31本から21本、打点がタイトル獲得の87打点から72打点とやはり数字は落としています。