東野としひろ活動NEWS

東野としひろの活動報告やメッセージをお届けします。

『あそびの村・冒険広場ささやま』

2013-08-01 07:36:55 | 教育・子育て
 先日、市民企画「さらだぼうる」の皆さんと一緒に、篠山市東吹にある『あそびの村』の冒険広場ささやまに見学に行ってきました。



 『あそびの村』は、NPO法人「結」が運営されています。「結」を設立された井上一休さんは、少子化・ゲーム機・携帯電話の氾濫する現代社会に在って子ども達はこれからどう育っていくのかと心配になられ、子ども達は集団で遊ぶことで「生きる力・生きる知恵」を身に付けていくという強い信念で遊び村計画を10年前ごろ立てられたそうです。
 篠山市内をくまなく探される中で、3年前に現在地を見つけられました。そして、草刈りから始め、1年かけて準備をして、平成23年7月にオープンされたそうです。井上さんの周りには、ひきごもりがちな青年たちが集まり、一生懸命スタッフとして働いています。私の知り合いの西脇の青年もいました。大変だけれど、生き生きと活動している姿を見て、頼もしく思いました。



 冒険広場ささやまには、オール手作りで約50種類の遊具があります。滑り台、冒険デッキ、バレー、バドミントン、平均台、バスケットリング、ロッククライミング、ターザンロープ、ザリガニ釣り、ガラクタ釣りなどなど、見ているだけでも楽しいです。猫やウサギも飼っていて、里山の自然と共に生き物に触れることもできます。私たちが訪れときには、親子連れ家族2組が楽しそうに遊んでいました。



 開設してから、2年間。大変だったけれど、自分たちの成長が見える2年間だったと井上さん話されました。日々の相談活動は大変だけれど、頼りにされているという充実感もあると話されました。
 ただ、協力してくれている若者のスタッフに対して、ほとんどアルバイト料的なものを払ってやれないことが悩みだとも話されました。継続して運営するためには、行政の補助だけでなく、いかに儲けるかも大切な課題です。私たちが訪問した時、井上さんの奥さんは、施設の草引きを黙々とされていました。
 井上さんやスタッフの若者の話を聞いていると、現在の日本社会が抱えている問題、子ども達や青年の健全育成などなどを考えさせられました。大変な中でも、自分のできることを精いっぱいしている井上さんたちの姿勢に感銘しました。
 市民企画「さらだぼうる」として、12月ごろ、井上さんや若者の話を聞く会を西脇で開きたいと参加者で確認しました。
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