とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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楽しい街中バスの旅(前編)

2009年08月12日 17時43分13秒 | 旅(海外・国内)
旅の楽しみのひとつに「バス」がある。

大阪や東京で生活していると交通手段は鉄道がメインになる。
どこに住んでいても徒歩あるいは自転車で行くことのできる鉄道の駅があるからだ。
鉄道だと目的地までの時間が読めるし、都会だと運行本数も多くて1本ぐらい見逃しても10分待てば次の列車がやってくる。
それに他の交通機関と比べて運賃が安い。
例えばタクシーに片道20kmぐらい乗ったとしたら平気で8000円ぐらいは請求してくる。
これに高速道路何ぞを使うとさらに700円、800円と請求されるのだ。

しかし電車だと20kmぐらいの移動なら300円か400円といったところだ。

新幹線のエネルギー消費は航空機の10分の1なのだそうだが、タクシーと比べたほうがもっと説得力があるかも知れない。

終電車があるという欠点を除けば電車にはメリットは数多い。
これで終夜運転してくれていたら宴会の終了時間を気にしなくて済むのだが、一方において、終電車があるおかげで嫌なヤツとのつきあい酒も、
「あ、終電の時間や。ほなサイナラ。」
と逃げることもできる。

これとよく似たものにバスがある。
ところがバスは電車と違って人気がない。
都心部に住んでいる人でバスを利用する人は少ないはずだ。
大阪市バスを例に取れば老人パスを持っていて無料で乗れる高齢市民を除くと、若いヤツは乗りたがらない傾向にある。
せっかく座った座席を老人の集団に譲らなければならないからかも知れない。

私もバスでの移動があまり好きではなかった。
渋滞はする。
座れない。
もちろん時間通り走ってくれない。
さらに、その路線のバスがどこを走っているのかわからないのだ。

○○○町というバス停へ行きたいのだが、そのバスがどういうバスで何番のバスであるのか、知ることはほとんど不可能に近い。
ミャンマーのビザを取るために大阪のミャンマー領事館へ行ったのだが、桜宮近くのOAPにあったはずの領事館最寄りのバス停には、ついにバスではたどり着けなかったことは随分昔にここに書いた。

バスは安いけれども面倒な乗り物なのだ。

そんな便利の悪いバスが好きになったのは、やはり海外旅行で現地の路線バスに乗る機会が増えたからかも知れない。

つづく


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