8日(木)。わが家に来てから今日で2198日目を迎え、新型コロナウイルスに感染してホワイトハウスで治療中のトランプ米大統領は6日午前、15日にフロリダ州マイアミで開催予定の第2回大統領候補者討論会について「楽しみにしている。素晴らしいものになるだろう!」とツイートで意欲を示した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
コロナウイルスをまき散らすのは ホワイトハウスだけじゃ 飽き足らないようだな
昨日、夕食に「野菜と挽肉のドライカレー」を作りました 私の定番料理ですが、目玉焼きを乗せると辛さが緩和されてマイルドになり、とても美味しいです
昨日正午から、すみだトリフォニーホールで新日本フィル「第625回定期演奏会≪ジェイド≫」の公開リハーサルを聴きました これは、同フィルの賛助会員・維持会員の特典の一つとして実施されているプログラムです 8日(本日)19時からサントリーホールで開かれる本番では①ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:竹澤恭子)②チャイコフスキー「交響曲第4番」の2曲が演奏されます
ホール入口で新日本フィル事務局の登原さんに検温をしてもらい入場しました 座席は自由なので1階13列13番、センターブロック左通路側を押さえました このホールはまだ、前後左右が空席の市松模様の座席配置になっています 配布された「入場券」を見ると、チャイコフスキー「交響曲 第4番 ヘ短調」のリハーサルのみ公開されるようです
この曲はピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)が1877年から翌78年にかけて作曲、78年にモスクワで初演されました 第1楽章「アンダンテ・ソステヌート ~ モデラート・コン・アニマ ~ モデラート・アッサイ、クアジ・アンダンテ ~ アレグロ・ヴィーヴォ」、第2楽章「アンダンティーノ・イン・モード・イン・カンツォーナ ~ ピゥ・モッソ」、第3楽章「スケルツォ:ピッツィカート ~ オスティナート:アレグロ ~ メノ・モッソ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・コン・フォッコ」の4楽章から成ります
ステージ上のオケの配置を見ると、弦楽器は左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの新日本フィルの並びになっています コンマスは豊嶋泰嗣氏です。オーボエは今回も元新日本フィル首席で東京藝大で教鞭をとっていた小畑善昭氏がスタンバイしています 首席だった古部賢一氏が東京音楽大学准教授として教鞭をとる関係で3月末で退団し、4月から客員首席となっているため、正規の首席が不在の状況になっています オーボエは「オーケストラの要」なので何とかしなければならないのではないか、と心配しています
熊倉 優が指揮台に上がり、第1楽章の演奏に入ります 冒頭のホルンとファゴットの集中力に満ちた総奏が素晴らしい その後で展開されるファゴットの河村幹子、クラリネットのマルコス・ぺレス・ミランダ、フルートの野津雄太の演奏が冴えています 熊倉氏は冒頭こそゆったりしたテンポで進めましたが、その後は比較的速めのテンポで押して緊張感に満ちた音楽作りをしていました 第2楽章では冒頭の小畑氏のオーボエが郷愁を誘いました この楽章でも河村幹子のファゴットが冴えわたりました 第3楽章は弦楽器による小気味の良いピッツィカートが響きました 第4楽章は金管、木管、弦・打楽器総動員による凄まじいまでの快進撃が展開します。フィナーレは圧巻でした
熊倉氏は演奏を途中で止めて注意事項を伝えることなく、全4楽章を通しておさらいしました こうしてリハーサル前半は12時47分に終了し、休憩に入りました
リハーサル後半は13時5分に再開されました 熊倉氏は、今度は演奏しては止めて注意事項を伝え、次の演奏に入り、また止めては注意事項を指摘し、といった形でリハーサルを進め、15分の短時間で終了しました
公開リハーサル修了後、熊倉氏が事務局の西さんのインタビューを受けましたが、コロナ禍でコンサート活動の中止が相次いだため、「今回が8か月ぶりの聴衆を入れてのコンサートになる」とのことでした また「無観客の演奏と聴衆を入れての演奏では何かが違う 聴衆からはエネルギーをもらえる」と語っていました。新日本フィルの印象を訊かれると、「現在28歳ですが、このオケは楽員の年齢層が幅広く、年配の人から見ると(自分は)赤ちゃんのようなものだと思うが、温かく見守ってくれて有難い」と語っていました
今回の≪ジェイド≫公演は当初、上岡敏之の指揮、フランス国立放送響コンミスのサラ・ネムタヌのヴァイオリン独奏により①メシアン「ほほえみ」②ショーソン「詩曲」③ラヴェル「ツィガーヌ」④ストラヴィンスキー「春の祭典」が演奏される予定でしたが、コロナ禍の影響でドイツ在住の上岡氏、フランス在住のサラ氏が来日できなくなったため、指揮者、ソリスト、演奏プログラムが総入れ替えになったものです
コロナ禍はオーケストラにとってはとんだ災禍ですが、海外在住の音楽家が来日できない現在は、若手の指揮者や日本人アーティストにとっては大きなチャンスです 新日本フィルは7月度の ≪ルビー≫ シリーズで、上岡氏に代えて若手の太田弦氏を指揮者に迎え、シューベルト「交響曲 第8番」他を演奏しています また、12月6日の「クリスマス・スペシャル」では角田鋼亮氏を、1月3日の「ニューイヤー・コンサート」では中田延亮氏を起用します。小澤征爾氏だって、上岡敏之氏だって、小林研一郎氏だって、若い時は未知数だったのです 若手にチャンスを与え 育てていこうという新日本フィルの姿勢は素晴らしいと思います コロナ禍のもと、今回のコンサートで新日本フィルを指揮して「禍を転じて福と為す」ことができるかどうかは 若い熊倉優氏の双肩にかかっています
頑張れ、熊倉 優 頑張れ、新日本フィル
12月20日(日)午後2時からすみだトリフォニーホールで開かれる新日本フィル「第九」コンサートのチケットを取りました プログラムはベートーヴェン①交響曲 第1番 ハ長調 作品21、②交響曲 第9番 ニ短調『合唱付き』作品125です 出演はソプラノ=小林沙羅、アルト=林美智子、テノール=西村悟、バリトン=加来徹、合唱=二期会合唱団、指揮=広上淳一です
ネット予約で出遅れたため、S席がソルドアウト、辛うじて3階RBのA席を取りました トリフォニーホールの3階席、しかもバルコニー席で聴くのは初めてです